ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

スーパーBLOGさいたまコミュの#64 飲精プレイにご用心(前編)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 

 新しい職場のお姉さん(notおネエさん)が、残業中にぼそっと。

 「私達、こんな毎日仕事ばっかやって、このまま定年を迎えるのかしら。。。」

 そんな言葉が妙に耳に残って、悶々としていた帰りの電車の中でその出来事は始まった。


 その時も、iPhoneのグラインダを開いていたら、ブブブッと新しいメッセージが

 「かわいいね!」


 え?ワタシが???(こんなブスなのに?)

 始まりはその一言。
 しかも、超・ド・ストライクな100キロ級のイケデブから。


 え?え?え?〜っ!?!?!?!?


 ..ってな出来事を境に私の日常は急展開。


 お互いがお互いを好んでいることが分かると、昼夜を問わずメール交換。


 こんなこともあるのね!グラインダたっててよかった、心底しみじみ。。


 そのうち、メールの盛り上がりそのままに

 「明日の晩、うちに泊まりに来る?」

 だって!



 キャー!平日だけど構わず行くー!

 その週だけでも結局、1日おきに泊まりに行っちゃって、泊まらない日は帰りに上野で会ってお茶したり、飯食ったり、とか。

 まさに夢のように浮足立った毎日。。



 でもでも、初めて会ったその晩、上野のNo.1ガチムチバーに連れられて、自分はホクホクで酒飲みながら、話に相槌打ってると突然出身校の話になって

「大学はどこ出たの?」と聞かれて、あんま答えたくないけど

「神奈川にある学校」と言ったら、一発で当てられてしまった上、

「オレの相方と一緒じゃん」だって。


  彼氏持ちかよ!


 って、まぁ、これだけ見栄えも顔も身体も体格もいいデブなら、いるよなぁ、相手ぐらい。

 でもなんで相方持ちの人が、自分なんかと会ったり、部屋に泊めたりしてるわけ?

 「いや、すごい気になってたから」

 とは言うものの、ま、深く考えずに今あるがままでいっか。

 それが私の愛し方、刹那主義〜ってね。


  *  *  *


 浅草の部屋に泊めてもらい、ドキドキの初夜。

 というか、自分ってこの人にとってどういう位置付けなのか、少し気になるんだけど。

 でも自分なんかに声かけるぐらいだから、こういうこと日常茶飯事でやってるのかな。

 いっか、そんなこと、刹那主義だし。




 初めて味わう本格デブの肉欲。

 顔も身体も入れ墨も、みんな自分好み。

 見つめあうだけでトロけちゃいそう。

 こんな幸せになっちゃっていいのかしらん、ワタシ。



 互い互いを貪りながら、彼が一言。

 「ねぇ、インセイって、する?」

 院政?
 何?こんな時に歴史の話?


 自分「へ?」

 相手「いや、精子飲めるかなーって」

 自分「へ?」

 相手「オレ、飲精してもらうのがすごい好きなんだ」

 ってことで、こんなすべてがパーフェクトな人の遺伝子を味わえるなんて、この上ないことなので、いいとか悪いとか考える前に、そりゃやるしかないっしょ。


 =====================================
 ♪チャラッチャ チャラ・チャーラッ
  チャラッチャ チャラ・チャーラッ
  チャラッチャ チャラ・チャーラッ
  チャラララッ チャラッチャ

 ♪飲みすぎたのはぁ〜 アナタの精子〜

 (「男と女のラブジュース」武田鉄矢&芦川よしみ)
 =====================================



 はてさて。
 翌日、正気に戻ったところで「インセイ」ってどうなの?と思い、ネット検索。

 「飲精愛好会」なんてサイトも出てきたりして、医学的に人の精液を体内に摂取して問題がないのかどうか知りたかったけど、全然使えないわ「飲精愛好会」。

 分かったのは「人の精子を飲むのは鼻水を飲むのと同じこと」とかくらだないこと。


   *  *  *



 その次に会った時、上野のバーガーショップで待ち合わせ。
 するとちょっと様子がおかしい。


 話を聞くと、彼の弟が元×(ヤ)×(ク)×(サ)゛で、今は抜け出しているものの、その当時やらかした問題の後始末で金銭的に問題を抱えているらしい。


 その日も、法的解決を依頼した先の弁護士から報酬の請求の督促を受け、支払いを半年待ってもらっているものの、もう先延ばしするのも限界なのだと言う。


 両親はその問題については一切関与せず、絶縁に等しい状態らしく、彼自身も本音は関わりたくはないが、成り行き上弁護士を頼んだのはその彼だとのことで、一人で債務を抱えてしまっているのだそう。


 今月はアパートの家賃に加えて更新料を払ってしまったので、手持ちの金にとぼしく、何かいい知恵はないかと言う。


 自分も助けにはなりたいけど、こういうのってどうにもならないんじゃないかと。


 話の方向からすると、ひょっとして自分に金を借りようとしてるのかな、とも思った。


 でも待てよ。今週知り合ったばっかりで、いきなり金を借りようとするのか?


 だってこの人はこの世界に知り合いも多いし、付き合いの長い友達も多いだろう。その上、相方だっているじゃないか。


 それなのに自分に金貸しを頼むことってあるんだろうか。


 逆に、知り合って間もないほうが金を借りやすいのかもしれない。


 付き合いの長い人は、大切すぎて金借りることなんて頼めないのかも。


 この人は金のために、自分に声をかけたのかな、そうは思えないし、思いたくない。。


 そんな折だった

 「お金、借してもらうことって、できないかな」

 予想はできていただけに、自分はさほど驚かなかった。



 少なからず目の前の彼が抱えている問題は本当なんだろうし、お金の問題は本人にも問題があるんだろうけど、それを言ったって始まらない。


 きっと知り合ったばかりの自分のほうが、他の人よりも頼りやすいんだろう。


 「20万円」

 弁護士から請求されている金額。


 「来月から2万円ずつ返すから、借用書も書くし、実印ならあるし、オレの名刺も出すから」


 【人に金を貸してはいけない、貸したら返ってこない、あげたものと思え】

 【金を貸した途端、立場が逆転する。つまり借りた側が強くなってしまう】


 今まで、人から教わってきた金貸しの原則は十分わかっていた、つもりだ。


 でも、その原則だけでは目の前の人の救いにはならない。


 自分は貸してあげることにした。


  *  *  *


 その晩も、僕は彼の身体をむさぼり、インセイに酔いしれた。





コメント(1)

■ふろくさいたま・読者のひろば


 ●台東区 ニャマ子さん
 「インセイの後編がないわ」

 …だーかーら、まだ書いていないのよ!


 ●愛知県安城市 オパンコさん
 「ブログさいたま読んだよん。もう、コンちゃんたら〜お金貸しちゃったんだね〜ダメじゃないの〜おいらも経験者だからわかるけどさ〜もう…読んでて朝から胸が痛かったですよん。」

 …オパンコクラブさーん。
  心配かけてごめんなさい。
  後編は大方の予想通り...妊娠しちゃうんですー。ウソー。


ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

スーパーBLOGさいたま 更新情報

スーパーBLOGさいたまのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング