「複眼的な視野をもて スクリッティ・ポリッティの音楽性を語る」は、Scritti Politti Workshopに掲載されている下記の記事の翻訳でした。
Turn of the Scrits
by Dave McCullough
December 8th,1979 Sounds
http://www.aggressiveart.org/aof_files/interviews/aof_interview_p1-8.htm
「SCRITTI POLITTI / A Red Beat From Beautiful Chaos」
(雑誌『DOLL』'81年、インタビュアー:高野裕子)
というのを押し入れの奥から発見しました。ロンドンのカムデン・タウンという所にあったグリーンの自宅でのインタビューのようです。「クラッシュのような音だった」という結成当初の頃の話や、リーズのアートカレッジで一緒だったDelta 5やGang of Fourなどが話題にのぼっています。ちょうどアルバムを制作中の時期で、インタビューの結びでは、ワイアットと一緒にギグを行うために説得していると語っています。
Chris Andrewsの"Yesterday Man"も「ロンドン発〜」でバラカン氏が聴かせてくれました。エアチェックしたテープを聴いて狂喜したのを覚えてます。太陽の下のカンツォーネみたいなサビがマイナー調になっているWyattバージョンは、屈託のないポップスに対する純真な愛と技術的な確信が入り交じっていて見事だと思います。Chicの"At Last I Am Free"のカバーも同様に、曲と詩の深い地層の水だけを汲んできて結晶化させたような美しさがありますね。「EPs」の日本盤に載っている歌詞は間違いだらけで最悪ですが。