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もっとmixiコミュのミクシィ笠原社長に聞く、上場の狙いとmixiのリスク管理

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 ミクシィが9月12日、東証マザーズに上場した。初日は買い注文が集まり初値が付かず、公開価格の2倍強となる315万円まで気配を切り上げて取引を終了。東証はマザーズ銘柄として初めて、東証アローズの電光掲示板に初値を表示することを決めるなど、大物ネット企業の上場に注目が集まっている。

  mixiの登録ユーザー数は570万人。8月の月間ページビューはPCが64億、携帯が13億にのぼり、ネットレイティングスの調査によるとページビューはYahoo!JAPANに次ぐ2位に上昇した。

 多くのユーザーが日常的に利用し、ビジネス面でも成功しているmixiだが、コンテンツのほとんどをユーザーが作っているだけに、間違った情報が広がったり、他人の名誉をき損するような書き込みが問題になることもある。

 ミクシィの笠原健治社長に、上場の狙いや、mixi上でのリスク管理などについて聞いた。

●新サービスの可能性は

――mixi、Find job!以外のサービスに進出する可能性は。

 積極的に考えていますが、具体的何をするかは慎重に検討していきます。新サービスも、全く新しいサイトでやるというより、mixi上に載る可能性が高いです。

 mixiは、老若男女問わず、多くの方に使っていただけるサービスで、当社の事業ベースです。mixiユーザーの中に、求人求職に興味がある方がいればFind Job!を使っていただく――というような流れを、今後も強化していきたいと考えています。

 新機能については、ユーザーさんから要望を集める「mixi機能要望」をリリースしたことで、顕在的なニーズは分かるようになりました。それに応えるだけでなく、潜在的ニーズを読み解き、当社から「こういったニーズがあるのでは」という仮説のもとで新サービスを提供するということも行っていきたいと考えています。

●mixi成長の理由は

――日本初のSNSとして「GREE」と並んで注目されたmixiですが、収益性については長く疑問視され続けてきました。急激な成長は想定していましたか。

 始める上で、「より多くの人に日常的に使ってもらうコミュニケーションインフラにしたい」と考えていました。やるからには100万、200万、1000万人の人が使ってくれるサービスにしたいと。

 始める前は、社内にも中立〜やや懐疑的に見ている人がかなり多かったように思います。サービスインしてから社内の声は前向きになりましたが、社外からは「そもそも、続かないんじゃないか」という言われ方をすることもありました。私は「ユーザーが居心地がいいサービスを作ることができれば、収益はあとから付いて来る」と思っていました。

 めどが立ったのは2005年頭ごろです。ユーザー数が30万人を超え、広告代理店の取り扱いが増えてきて、収益が上がってきました。2005年1月から、「mixiプレミアム」(月額315円の課金サービス)も始めて、1つ大きなめどが立ちました。

――mixiはなぜここまで流行したと思いますか?

 これまでなかったサービスを提供し、それが潜在的なニーズと合致したからではないでしょうか。自分のプロフィールや顔写真を公開して「ネット上なんだけれど現実社会の人間性などを投影してコミュニケーションできる」というサービスはあまりなかったと思います。

 mixiは大きなインパクトを持てるサービスになり始めていますし、既存の生活や慣習を変える――ルールを変える可能性があるサービスとして、大きくなる可能性を持っていると思います。mixiによって、人生が豊かな方向に変わったと言ってくださる人も増えています。

 当社はmixiもより強化していきたいと思っていますし、mixi以外でも、世の中を変えていくことができるようなサービスを次々と生み出せる会社にしたいと考えています。

●mixi内部のリスク管理

――マルチ商法の勧誘を行う業者など、悪質なユーザーが一部でmixiに入り込んでいる様子です。

 確かに、業者っぽいユーザーが入ってきています。スタッフがサイトをパトロールし、削除も含めて対応しています。サポートは24時間、365日体制です。

――画像や日記の記載などで、他人の著作権を侵害していると思われるコンテンツも目立ちます。

 利用規約や日記・画像をアップするページで、著作権違反についての注意喚起は行っています。また、権利者からの申請があった場合は迅速に対応するようにしています。ただ、掲載されたコンテンツを全件チェックするのは難しいのが実情です。

――以前、「mixi上でウイルスが広まっている」といううわさが急速に流れたことがありました。ユーザー同士の信頼性が高いだけに、デマも広がりやすい構造では。

 デマというよりは、「マイミクに教えなくてはならない」と思うような意外性のある情報は伝ぱしやすい構造です。善意の注意喚起だが間違った情報――例えば「明日地震が来るらしい」などです。

 そういうことが起きた場合は、事後的な対応しかできないでしょう。間違った情報ならば「その情報は間違っている」と迅速・正確に伝えていきます。

――犯罪に巻き込まれた人のmixi日記が、テレビなどでよく報道されていますね。

 ユーザーさんの日記を当社から出すことはありませんし、テレビ局に対しては「日記の報道はご遠慮いただきたい」とお話しています。出てしまった場合は「友人への公開を前提としたサービスなので、社会全体に対して流すのはやめてほしい」と局に対してお願いしています。そのユーザーさんのマイミクへの2次的、3次的被害も、ないわけではないので……。

――日記の内容に、他人の名誉をき損するような書き込みが見られる場合もあります。

 利用規約や社内規定と照らし合わせながら対応します。

 イレギュラーな行動やアクセスについて、アラートが立つ仕組みはできています。今後は、ユーザーさんのリテラシーを高める取り組みも行います。ヘルプも徐々に増やしてきました。啓蒙コンテンツや初心者向けガイダンスも準備しています。


http://www.itmedia.co.jp/news/
(ITmediaニュース) - 9月15日17時25分更新

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