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ヴィクトール・ユゴーVictorHugoコミュの秘密結社マニアがシオン修道会(Priure de Sion)捏造?

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シオン修道会は1956年6月25日に発足の届けが出ている。
会長はアンドレ・ボノム、事務局はピエール・プランタール。
プランタールは、反ユダヤ主義の秘密結社マニアだった。

第2次世界大戦中フランスでAlpha Galatesの総長であったプランタールがシオン修道会の総長であると宣言。ユダヤ人とフリー・メイソンはこれを歓迎しなかったという。Alpha Galatesの機関紙『ヴァンクル』はヒトラーにフリー・メイソンの陰謀を警告したという。一方でプランタールは、戦争が終わった後、自分はレジスタンス活動を行っていたとした。ヴィシー政権下、『ヴァンクル』にはレジスタンスだけが解読できる暗号文と指示が含まれていたと仄めかした。ナチスに抵抗し、拷問を受けたともいう。
プランタールは妻によると1947年にスイス連邦政府に招かれ、全世界から特使や代理人が集まるレマン湖のほとりに数年間滞在した。アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトの助言役でマーシャルプランの金融を構築したカタリ派神秘主義者で金融の魔術師バーナード・バルークはフランスのヘルメス学院を卒業しており、プランタールのいかがわしい背景に興味を持ったという。プランタールは戦後まもなく、レマン湖を頻繁に訪れたという。

1964年から1967年にかけて、パリのフランス国立図書館に『アンリ・ロビノーの秘密文書』と題する偽造文書が、作者不明として合計6ヴァージョン保存された。プランタールが友人の作家フィリップ・ド・シェリセイに作らせたもので、羊皮紙に書かれ、レンヌ=ル=シャトーの教会修復のさいにベランジェ・ソニエール神父が発見したものと思わせた。しかし実際にソニエールが見つけたのは瓶に入った文書で、羊皮紙ではなかったらしい。偽造文書には、11世紀に設立されたシオン騎士団が20世紀のシオン修道会へと続いていることや、メロヴィング朝の血脈が現在まで続いていることなどが示唆されていたが、イエスの血脈の話は、当初は含まれていなかった。

『秘密文書』では、次の者たちが総長とされた。

ジャン・ド・ジゾール(1188-1220)
マリー・ド・サン=クレール(1220-1266)
ギョーム・ド・ジゾール(1266-1307)
エドアール・ド・バール(1307-1336)
ジャンヌ・ド・バール(1336-1351)
ジャン・ド・サン=クレール(1351-1366)
ブランシュ・デヴロー(1366-1398)
ニコラ・フラメル(1398-1418)
ルネ・ダンジュー(1418-1480)
イオランデ・ド・バール(1480-1483)
サンドロ・フィリペピ(1483-1510)
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1510-1519)
コネラブル・ド・ブルボン(1519-1527)
フェルディナン・ド・ゴンザーグ(1527-1575)
ルイ・ド・ヌヴェール(1575-1595)
ロバート・フラッド(1595-1637)
ヨハン・ヴァレンティン・アンドレア(1637-1654)
ロバート・ボイル(1654-1691)
アイザック・ニュートン(1691-1727)
チャールズ・ラドクリフ(1727-1746)
シャルル・ド・ロレーヌ(1746-1780)
マクシミリアン・ド・ロレーヌ(1780-1801)
シャルル・ノディエ(1801-1844)
ヴィクトール・ユゴー(1844-1885)
クロード・ドビュッシー(1885-1918)
ジャン・コクトー(1918-)

*シャルル・ド・ロレーヌは、ロレーヌ公で、1735年マリア・テレジアと結婚した神聖ローマ帝国皇帝フランソワの弟である。ヨーロッパ初のメーソンとなった王子であり、フランソワのウィーン宮廷は、ヨーロッパ・フリー・メイソンの首都となった。

またプランタールからの情報に基づいて、ミステリー作家ジェラール・ド・セードがレンヌ=ル=シャトーの呪われた財宝、カタリ派の財宝、テンプル騎士団の秘密、等々をテーマにした一連の著作を出版し、1970年代にフランスのジャーナリズムで話題となった。

1969年、英国のテレビ作家ヘンリー・リンカーンはド・セードのミステリー小説『呪われた財宝』を手にした。 魅力を感じた彼はド・セードから資料提供を受け、レンヌ=ル=シャトーの謎を追った。その成果は1972年にBBCテレビの歴史番組として放映された。これが好評であったため、さらに調査を進め、さきの『秘密文書』に到達する。リンカーンは1982年に英国でマイケル・ベイジェント、リチャード・リーとともに 『レンヌ=ル=シャトーの謎〜イエスの血脈と聖杯伝説〜 (The Holy Blood and the Holy Grail)』を出版した。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15341279&comm_id=1005521
シオン修道会の虚構にイエスの血脈の話を持ち込んだのは、マイケル・ベイジェントで、「そうあったらいいなあ」程度の推測に基づくものだった。彼は占星術関係の著作ももっていいるが、イエスの血脈に関連する擬似歴史小説を研究書として売っている人物である。またイエスの血脈に関連する話は1980年に心理占星術で有名なリズ・グリーンの"The Dreamer of the Vine - a novel about Nostradamus"に現れているそうで、彼女はリチャード・リーとは、実の兄弟だった。リンカーンによると、メロビング朝はどこか胡散臭い(fishy)というのが、初期のキリストのシンボルである魚(fish)を連想させ、仮説が生まれたのだとか・・・。

1984年1月、ミシェル・ラミ「ジュール・ヴェルヌの暗号」出版。プランタールたちの受け売りでなく、見事に暗号・隠語を読み解いている。これを読めばレンヌ=ル=シャトーには確かに何かあるのも、プランタールの知識もかなりのものだという事も分かる。

ミッテラン大統領の友人で1989年には死去したフランスの投資家ロジェ=パトリス・ペラがインサイダー取引きの疑いで訴えられた際、彼がシオン修道会の総長であったという情報を、プランタールが1993年9月に担当裁判官のところへもたらした。裁判官がプランタールの自宅を家宅捜索させると、シオン修道会文書の山があり、そこではプランタール自身が「フランスの真の王」たるべきと主張していた。裁判官は2日間にわたりプランタールを尋問した。プランタールは、自分が仕組んだことのすべてを認め、以降沈黙し、2000年にパリで息を引き取った。

1996年 新しい序文と後書きをつけて、マイケル・ベイジェント、リチャード・リー&ヘンリー・リンカーン『レンヌ=ル=シャトーの謎〜イエスの血脈と聖杯伝説〜 (The Holy Blood and the Holy Grail)』再版

1997年12月、ミシェル・ラミの「ジュール・ヴェルヌの暗号」翻訳。訳者の高尾謙史によると、1995年頃から急に日本でもこの手の本が手に入るようになったという。

米国のミステリー作家ダン・ブラウンが2003年に出版した推理小説『ダ・ヴィンチ・コード』が題材に使ったことで、シオン修道会はふたたび有名になった。 彼は本の冒頭で「事実」として次のように記している。「シオン修道会は、1099年に設立されたヨーロッパの秘密結社であり、実在する組織である。1975年、パリの国立図書館が『秘密文書』として知られる資料を発見し、シオン修道会の会員多数の名が明らかになった。そこには、サー・アイザック・ニュートン、ボッティチェルリ、ヴィクトル・ユゴー、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチらの名前が含まれている。」これは「事実」ではなかったわけだ。

しかし、秘密結社マニアのプランタールらのおかげで、日本でも、いろいろな秘密結社関係の本を読めるようになり、文学史では教わらない作家たちの姿がありありと浮かんで来るようになりました。むしろ私たちは感謝すべきかも知れません。何しろシオン修道会以外は実在していたわけであり、レンヌ=ル=シャトーには確かに、ハプスブルク家の秘密があったのですから・・・。そして、ユゴーも間接的にサン=シュルピス教会とかマドレーヌの名と関わっていたのは事実ですから・・・。ただ、そこにあったのはイエス=キリストとマグダラのマリアの血脈ではなく・・・
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