そして、1942年に LIONEL HAMPTON のバンドに参加。 DINAH WASHINGTON というステージ・ネームが HAMPTON の提案によるものなのか、 GARRICK STAGE BAR のマネージャーが 彼女に与えたものなのかは定かではありません。
1943年、彼女は KEYNOTE RECORDS で EVIL GAL BLUES をリリース。 初のヒットを生み出しました。 1955年には R&B の分野において、数々のヒット曲を世に出し、 チャート入りを果たしました。 BABY, GET LOST、TROUBLE IN MIND、 YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS、 COLD, COLD HEARTなどが代表的です。 1958年、NEWPORT JAZZ FESTIVAL では 歴史に残るパフォーマンスを聴衆に披露しました。
1959年には WHAT A DIFF'RENCE A DAY MAKES が激売れ、 ベストR&B パフォーマンスで、グラミー賞を見事に獲得。 この曲は彼女の人生においては最大のヒットで、 ビルボードでは第8位をマーク。 ジャズやブルース評論家達からは 売れ線をねらいすぎると批判されたものの、 同タイトルのアルバムも商業的成功を収めました。
更に、1961年の SEPTEMBER IN THE RAIN はイギリスで35位、 アメリカで23位という人気を誇りました。 1961年、BROOK BENTON とのデュエット、 BABY (YOU'VE GOT WHAT IT TAKES) と A ROCKIN' GOOD WAY (TO MESS AROUND AND FALL IN LOVE) は ダブル・ベスト・テン入りを果たし、 THE PLATTERS との共演作、 SMOKE GETS IN YOUR EYES も非常に高い評価を得ました。