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自閉症をABAで支援するコミュコミュの意図的な問題行動が止みません。

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はじめまして、こんにちは。

3歳1カ月の、高機能自閉症の長男の問題行動について、ご相談させて下さい。

ABAを始めて、半年以上になるのですが、私(母親)へのコンプライアンスをが、一向に向上しません。

ABAの導入時には、有効に思えた手法(適切行動を褒めたり、無視やタイムアウトを利用しての消去)も、すぐに効果がなくなってしまいました。

なんというか、「その手には乗らないぞ。」、という強い気合いが感じられるのです。
プライドや意地というか。。。

私にとっての短・中期のテーマが、「長男のコンプライアンス獲得。」、だとします。
(長期は、社交スキルの上達等ですが、とりあえず、生活が成り立つようにしなければ、と思っています。)
すると、長男の永遠のテーマが、「ママをコントロールする。」、のようなのです。

なので、ある時点で問題行動への対処策を学んでも、すぐにそれを超えるかのように、長男が成長(?)してしまいます。
ウィルスが変化していくかのように。。。

先程も、お風呂に入る事を求めたら、お風呂の中でウンチをされてしまいました。
長男はお風呂が大好きです。
なので、パニックになったりした訳ではありません。
「お風呂に入るから、おいで。」、と声をかけたのに、来なかったから、フルプロンプトで連れて行きました。
”ママ言う事を聞きたくなかった。なのに結果として、お風呂に入れられてしまった。”
という事が気に入らなくて、報復したようです。

情けないのですが、私は長男の報復行動が怖くなっています。
たった少しの事をやってもらうだけでも、下の子のいる中、多大なエネルギーを要します。
その上で、いつも報復(?)が待っている。

お風呂でウンチの行為自体は、子供なのだから、と思えます。
片付けも、15分あれば、どうにかなります。

でも、”私を困らせる為に、意図的にやっている”、そういった彼の性格が怖いのです。

たった3歳の子なのですが、私をみじめにする事に、全身全霊を尽くしていると思えて。。。


・不適切行動は無視で消去(極端な例は、タイムアウト)
・小さな成功でも褒める(コンプライアンスを獲得する為に、一回で言う事を聞いたら、褒めまくる)

といった事は、ずっと続けているつもりです。

しかし、「それでお前の言う事を聞くようになると思ったら、大間違いだ。」、といった気概のようなものを感じます。

ある意味、長男は罰で(私のABA的行動を)消去しようとしている、ような。。。

方針を変えずに続けると、いつか効果が出ると信じて進むべきでしょうか?
それとも、こういった息子のようなタイプには、有効な方策があるのでしょうか?

ちなみに、IQは平均より高いようです。
PERSという自閉度を測るテストでは、40という高値(高いほど、支援が必要)が出ています。

コメント(12)

私は専門家ではないので
あまり偉そうなことは言えませんが、
文面から察して強化子が少し弱いのでは?、
と思いました。

褒め言葉以外に何か喜ぶ事は
されていますか?

大好きなおもちゃで強化するとか

すでにされていたらごめんなさい。

1年弱ほど、息子のABAセラピーを主につみきブックベースで行っております。

専門家ではないので、参考までに申し上げます。

まず、あいのパパさんがおっしゃるとおり、強化子が弱いのが一つの原因かと思います。
しかし、風呂に連れて行ってうんちをされ(つづけている?)ようでは、
強化するタイミングもないという話もあるのではないかとも思います。

他方、強い強化子を与えることが難しいとなると、逆に「罰」として、
今までにないぐらい強くしかる、という方法もあり得るかもしれません。
(ABAでもこの方法は推奨はしていませんが、否定もしていないというのが私の理解です。)

ここで申し上げるのはやや気が引けますが、おしりをたたく、股をたたく、
冷や水をかけるといったこともやる価値はあるかもしれません。

我が家の場合、やや状況は違いますが、去年の夏に、1週間で
おむつを取るべくトイレトレーニングをやり、そのときに、「罰」をつかいました。

息子がトイレでおしっこできずに漏らしたときに、その行為が
いけないことを理解させるために、股を強くたたきました。

つみきブックでは、そのときには、冷や水をかけるということが書いてありましたが
日本の家屋の環境では、部屋の中で直ぐに冷や水をかけるわけにはいかず、
まして、夏場では、むしろ気持ちいいぐらいの話で、さらに、
無視してもわかる話でもないので、最初は、これまでにないぐらい怒ったのですが
ピンときていなかったので、仕方が無く、股を強くたたきました。

いままで、これほど強くしかられるという体験は無かったので、
おしっこはトイレ以外ではしてはいけないということを息子は強く理解したようでした。
つまり、非常に効果的でした。トイレトレーニングも1週間でどうにかやり遂げられました。
(その後、落ち着くまで1〜2ヶ月はかかりましたが、立派なパンツマンになってます。)

とにかく、親が主導権をにぎるような形にしなければ、セラピー(子育て?)は続きません。
色々試されて、でも子供に通用しなくなってきてこの先どうなるのかって恐怖、わかります。
私にはもうすぐ11歳になる重度自閉症の娘がおります。
2〜4歳頃と言えば、思いつく限り全ての問題行動をやってくれました。
ABAを始め、色々な手法で向き合ってきましたがその時にはトンネルが見えなかった問題行動も、時間はかかりますが成長と共に必ず治まっていきますよ。
(ま、次から次へと難題はふりかかりますが)

根気比べです。

しんどいときは気分転換しながら、決して諦めずにいきましょう!
はじめまして。
息子とよく似てますので、思わず微笑んでしまいました。
お気持ち、よくわかります。

今7歳で、IQ70台ですが、言語と動作性の差が激しいタイプです。
やはり「母を意のままにせねば」と思っているかのような息子でした。
まあ〜ずいぶん悩まされてきました。
普通にしていれば、わりにおとなしく素直で、コンプライアンスも確立できています。長年ABA対応をしてきましたので。

ただ、なにか、こちらがびっくりするようなところで、ものすごく報復を狙うようなことがあります。
本人の表情を長年観察していますが、私の反応を見て面白いとか、攻撃した結果いいものもらえるかもとか、そんな意図とは別物のようです。

消去やなにやらと、いろいろ試しましたが、スイッチがいったん入った息子には、どうにもなりませんでした。スイッチは、ストレスが彼のキャパを超えたとき、よく入ります。ABAをしていたおかげで、負荷に慣れ、スイッチが入る頻度は減りますので、生活の上ではずいぶん助かります。
が、スイッチオンが起きてしまった場合は、いまだなすすべがありません。

いろいろ調べましたが、息子の反応によく似ていると感じるのが、「コプロパキシア」でしたっけ?突き動かされるように反社会的な行動をしてしまう、、、、という症状です。同系列のものには、「コプロラリア」があり、これは汚言症ともいいます。コプロラリアのほうは、強迫的に、卑猥な言葉・言ってはならない言葉をわざわざ選んだかのように吐いてしまう、という症状です。

言ってはならないと叱られたりして制御された言葉、、、、、。
わざわざ、それが強迫化してしまう、というあたりが。
その動作版である汚動症って、根本的に似通ってるような、、、、って。
療育生活長いですが、今、感じているところです。
どちらも、トゥレット症候群というものに当たるんだそうです。
トゥレットと自閉の合併はわりによく起こるそうです。
それが単なる、自閉症児のコンプライアンスの不出来ではなくて、、、、とか分類されたのはごく最近のことのようですよ。

私は、ずいぶん目からウロコでした。

ちなみに、スイッチオンになったときには、ABA対応は絶対やめたほうがよいです。
ただそうとしても無理で、こちらが力を入れれば入れるほど、どつぼにはまります。
どんなことしても余裕でスルーで、「やりたかったらやればいいじゃーん」の対応をします。行動的には、そりゃもう目を覆うほどにダメだったとしても。

我が息子は、ある特定のポイントを、行動療法的に正そうとした結果、線路に飛び込む真似をするとか、命の危険をさらせばよいのだ、と学んでしまいました。そういうとこだけ頭良いんですよね。(苦笑)
どんだけ肝が据わった療育母でも、さすがにそのときばかりは動いてしまいまして。最終的には子供側にはそういう手段がありますので、完璧な消去って、この手の子には無理です。^^;
そうまでして母の弱点を探し、突いてこなければならない息子を見て、なにか違う、ただの自閉というだけでない、「強迫性」をつよく感じました。


ごちゃごちゃ書きましたが、やり方としては、
他の方がコメントしてらっしゃるように、
この手の問題行動が出る時期は、ちょっとだけ、療育!!っていう構えを「意識的に」横に置いて、
おかあさんはいつだって味方だよ〜〜というふうにドンと気楽にされるのが、結局早いと思いますよ。頑張ってください。
今は相当にしんどいと思いますが、コツさえつかめば楽にはなりますので!

様々なご意見に加え…

息子さんにとって、強化子が強化子として 機能しているのかな?!と、少しだけ疑問に感じました。

高機能やASのお子さんで、発語があると…つい、誉め言葉や言葉による賞賛を強化子として 使いがちです。。。

しかし、高機能やASのお子さんといえど…スペクトラムのお子さんには、『誉め言葉や言葉による賞賛=社会的強化子』が強化子として機能しにくい場合が多々あります。

ましてや、コンプライアンスが確立していない場合は尚更だと思います。

私たちも、信頼している相手からの賞賛は嬉しいですが…信頼していない人からの賞賛は。。。
『なんかあるんじゃないの?!』なんて思ったりするものです。

もう少し、直接的強化子に変えてみては 如何でしょうか??

そして、課題を整理し 分析し、スモールステップで1つずつ。。。

そうしたなかで、お母さんとのコンプライアンスが確立されてきたら…直接的強化→社会的強化子に少しずつ変更してみては、如何でしょうか??

その為にも、直接的強化子のみを提供するときにも 誉め言葉や言語による賞賛をしてあげると 良いかも知れません。

ご兄弟もいるなか、お母さんのご苦労様 お察しします。

『お母さんの強化子=息抜きの時間』も作って下さいね。
トピ主です。

お礼が遅くなり、大変、申し訳ありません。
皆さまからのコメント、どれも、”なるほど”と思えて、じっくりと読ませていただきました。

>ヒイロさん

ついつい、(長男にとって既にできる事なので)やろうとしない時には、フルプロンプトで、一連の流れを全てこなしてしまいました。
スモールステップはやはり、大事ですよね。

>グリーンさん、。ヒデ。 さん

反応を楽しんでいるならば、消去(反応を小さく)して、「ちぇっ、つまんない。」、と思わせるのが大事ですよね。
そして、何より、そういった事態(失敗体験)を防がねば。。。
その時には、私はお風呂から離れていました(下の子をタオルで拭いたり、着衣したり)。
今度からは、一緒にいるようにして、浴室から出すのも、長男を先にします。

>あいのパパさん、ぼなぼなさん、ゆーかり@ さん

強化子!
確かに、見直す必要がありそうです。
ABA導入当初はお菓子やら、おもちゃで強化していました。
しかし、「いつかはフェードアウトさせたい。褒め言葉で強化したい。」、という(私の)希望があり、また、長男が私の称賛の言葉で喜んだので、褒め言葉にして、かなり経ちます。
それでOKかと思っていましたが、飽きてくるのでしょうね。
頑張って、効果的な強化子を見つけてみます。

>すうままさん

励ましのお言葉、ありがとうございます☆
3歳児を相手に、動揺して、お恥ずかしいです。。。
発達にデコボコがあるから、発達障害なんですものね。
長い目で見てあげないと!
ついつい、目先ばかりを見てしまってました。

>ばくさん

うちの子も、わざと命の危険をさらすことを覚えてしまいました。
ガラスを割って素足で上を歩いたり、出る事を禁止しているベランダのひさしの上に登ったり、(ベビーゲートを乗り越えて台所に入り)ガスコンロを4つ付けて、メラメラと燃やしたり。。。
(私が体調不良で寝ていたり、トイレに入っていたり、傍にいなかったのが、不満だったみたいです。)
ABA的には宜しくないのですが、その度に、追いかけまわして叩きました。
「身の危険に及ぶ時には、ビシバシと厳しく叱る」、と決めているので。。。
でも確かに、そういった一連の行動は、何か違うと思わせました。
強迫性という言葉が、しっくりきます。
トゥレットについても、考えてみた事もありませんでした。
これから、調べてみたいと思います。
(うちの子に似た、ぼっちゃんにも、いつかお会いしたいです☆)

皆さま、色々なヒントを本当にありがとうございました。
今回は悩み相談をさせていただきましたが、ABAを開始してからの6カ月、長男は、専門医も驚くほどの伸びを示しています。
これからも、ABAを信じて(実践方法には迷うかもしれませんが)、頑張りたいと思います。

ABA若輩者ですが、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして。長文で失礼します。
少々遅れましたが、以前ABAのセラピストとして関わったお子さんの例を踏まえて
私も参加させていただきたいです!


まず、皆さんのおっしゃる通り、私も強化子の見直しが第一歩だと思います。
健常のお子さんでも、3歳という年齢段階では褒め言葉のみでは強化子としては
具体性が今ひとつでピンと来ないこともあると思います。

もうされているかもしれませんが…
社会的強化子を使われるのであれば、褒め言葉とペアにしてくすぐってあげたり、
ぎゅーっと抱きしめてあげたり、抱き上げてくるくる回してみたり
お母さんとお子さんの関わりが楽しくなるような
フィジカルなやり取りを増やしてみるのはいかがでしょうか。
お子さんにとって「お母さん=何だか楽しい!」の図式を
確立させることがまず必要では…と思います。
お母さんとの最もフィジカルな関わりがフルプロンプトの時に集中してしまうと
お子さんがお母さんに甘えたい、という時、「問題行動をエスカレートさせる」以外の
方法を知らない、ということにもなってしまうかもしれません。
人とのやり取りって楽しい!ということをお子さんに教えるという意味でも
誉め言葉にとらわれずに様々な社会的関わりを経験させてあげることは有効かな
と思います。


そして、以前他者をコントロールすることで無上のヨロコビを得るお子さんと
関わった際に効果的だったアプローチとして、
「コントロール」を動機付け及び強化子として使う、というものがありました。
そのお子さんとのセラピーでは、彼に「コントロールしている」感を持ってもらうために
時計型の視覚的に残り時間が分かるタイプのタイマーを使用し、
チョイスを与えることに焦点を置きました。
タイマーは、全面的にお子さんにセットしてもらうと
「休憩は1時間以上!」とかやられてしまうので
こちらから「休憩は2分と6分とどっちがいい?」とか
「この問題1分で終わらせる?3分で終わらせる?」という形で
お子さんに選んでもらい、タイマーをセットしてもらったりしました。
最終的にお子さんが自分で自分の生活を管理する(起きる時間、着替える時間等)
ところまでつながるので、高機能のお子さんには特に、将来の就労等の意味でも
良い練習になるかもしれません。
また、セラピーの時間内にやっておきたいノルマを視覚的にカードにし、
お子さんにどの順番でやるか、休憩はどこでいれるか、休憩には何をするか、など
パズルのようにスケジュールを組み立ててもらったりしました。

そのような感じで、お子さんがコントロールしているように見せかけつつ
実際はこちらのしてほしいことをやってもらいながら、お子さんの自己管理スキルを
シェイプする、という方法を取っていました。


トスカーナさんのお子さんのケースにどれくらい当てはまるかは
分かりませんが、そして、一度学習した望ましくない行動を望ましい行動に置き換える過程は
長い時間がかかるとは思いますが、是非、ABAを続けていただきたいと思います。
ご兄弟もいらっしゃるとのこと、お疲れにならない程度に、お母さんの息抜きも大事にしてください!
トピ主です。

相談の説は、ご親切にアドバイスを頂きまして、ありがとうございました。

その後、一か月が経過しましたが、皆さんのアドバイスのおかげで、お風呂でウンチもなくなり、コンプライアンスも格段に上がりました!
更には、まさかのパンツトレーニングに成功しました♪

<強化子>

オモチャなどは弱くなっていたようです。
なので、一時の事と思い、チョコやトミカのビデオなど、普段は出し惜しみするものを、ば〜んと惜しまずあげてみました。
そして、子供の満足感が増し、勢いがついた後で、まどかさんの仰る社会的強化子と、トークンエコノミーの組み合わせにシフトしていきました。
(トークンが溜まると、アイスクリームなど。)


<選択肢から選ばせる>

これは、予想以上の効果でした。
「〜〜するよ。」との声かけだと反発するのに、「OOとXX、どっちがいい?」との声かけには、参加してくれるのですね!

なので、よりモチベーションを高めようと、策を練ってみました。
バスボム(発泡性の入浴剤)を手作りしてみたのです。
作っている場面を見せて、本人の興味や期待値を引きつけました。
そして、「今日は、どの入浴剤を入れようか?」と、選ばせました。
すると、入浴している間は、泡が出て、溶けるのに夢中で、ウンチなんて余裕も無くなったみたいです!
(私も、息子の楽しそうな姿を見て、嬉しかったです。)

あと、問題行動を起こしていない時などは、人前で褒めるように、心がけました。
特に、下の子の前で、「お兄ちゃん、すごいね〜〜!かっこいいね〜〜!」と褒めたたえると、効果的な気がします。
下の子が何かを達成した時には、長男が一流セラピストのように、褒めたたえてくれて、微笑ましい限りです。

コンプライアンスが向上したので、先週末は、子供と3人で水族館に出かけて楽しむ事(!)ができました。
(今までは、どこかに消えたり、かんしゃくを起こしたりと、こちらが楽しむ余裕は無かったのです。)

それもこれも、皆さんのおかげです。
読み返してみても恥ずかしいくらいの、私の愚痴半分のトピに、真摯にご対応いただき、ありがとうございました。

これからも、長男のいい所をいっぱい引き出せるように、ABAを頑張っていきたいと思います。
不勉強で、ご迷惑をおかけすることも多いかと思いますが、引き続き宜しくお願い致します。
はじめまして。コメントを書くのがもう遅い(いろいろな介入の見直しでいい結果がでてるみたいなので)かもしれませんが、すこしアドバイスをさせてください。

私はアメリカでABAのセラピストになる(BCBAといいます)勉強をしていて
仕事ととしてSpecial Educationの多障害児の学校で働いてます。

日本のABAの方針、やり方などは勉強不足であまり知識がないので少し勉強できたらなあ、とも思いながらコメントさせていただきます。

アメリカのABAはいろいろは障害を持ってる子達や発達異常のない子達にも使われるのですが、こちらでは問題行動をいかに介入によって減らしたり、完全になくすかを重点になってます。もちろん自閉症児のスキルトレーニングも行いますが。

”トスカーナに恋をして”さんの息子さんのように問題行動がある場合(ノンコンプライアンスもそのひとつです)まずFBAというのを行います。FBAとはFanctional Behavior Assesmentといわれるもので、問題行動の”Function"〔機能)を調べそれに沿った介入を見つけるためです。Functionに沿った介入をしなければその介入はあまり役に立たなかったり、最悪のケース、問題行動を悪化させたりします。トピの内容からはしっかり判断できないのですがもしかしたら息子さんの問題行動は”強要”からのがれる役割を持ってる可能性が強そうです。”強要”が正しい言葉なのかはわかりませんが、人から強要されたり、命令されたりするのが嫌で問題行動を起こすのです。(この機能が正しいかどうかは専門家によるアセスメントが必要です)

Functional Assessmentは専門家が行うのが普通です。(学校地区によっては専門家じゃなくても行われる場合がありますが、内容はひどいもんです)FBAの後は専門家による行動療法プランが組み立てられます。この療法プランは問題行動を減らす(なくす)のと新しい、好ましい行動を教える介入により成り立っています。

いろいろは方法を試してらっしゃるようですが、効果がなくなるのにはいろいろな原因が考えられます。強化子(Reinforcement)が弱いのも一つですが、回数も原因のひとつかも知れません。というのも強化子のスケジュールはとても大切な要素のひとつなんです。強化子の強度(好きな物の好き度)は小さい子だと頻繁に変わりますので頻繁なアセスメントも必要なのかもしれません。いつも問題行動が起こる時にはその問題行動の頻度より短いレートでの強化子の使用が必要です。わかりにくいですが、例えでいうと、子供が30分に5回の頻度で勉強の時間に問題行動を起こすとしたら、問題行動は6分に1回の程度で起きます。問題行動を起こらないようにするには5分に1回のレートで強化子を与えると子供が問題行動を起こす前に、子供がGood Jobをしてるときにご褒美を与えることになるので問題行動が減るのです。

今、試している選択肢を与えるのはすごくいいことです。こっちではチョイスという介入方法で、行動療法プランにもよく使われます。あと問題行動が起きていないときにほめるのはDROといいます。(Differential Reinforcement of Other Behavior、また調べてみてください)。これもよく使われる介入です。

Behavior Momentum(ビヘービアー モメンタム)ってご存知ですか?はじめは子供がいつも出来ることから初めて徐々に難しい問題やタスクを提示する介入です。たとえば、子供がワークシートの問題を全部するときに問題行動をよく起こすなら、まずワークシートに名前を書く、(ほめる)、まず1問めを解く(ほめる)、2,3、問目を解く〔ほめる)、次の5問を解かせる(ほめる)、最後まで解かせる(大きなご褒美)という風に徐々にタスクの難易度を上げていく方法です。もしかしたら使えるかもしれません。

トピのアドバイスとして、子供が問題行動オン状態になったときはABAはやめたほうがいいというアドバイスがありましたが、私はあまり賛成できません。確かに正確なFBA無しに介入を行うのは難しいのでどうしたらいいんだといわれれば困惑してしまいますが、ABAは問題行動を減らすために使われるものなんです。もし、子供がスイッチオン状態で子供のしたいようにさせると、今度子供は”フルスロットルで暴れるとママは何も言わないんだ”というメッセージを受け、行動が更に悪化します。ABA用語ではインターミテント リインフォースメント(Intermittent Reinforcement)といい、子供の問題行動を度々強化することになるんです。このように度々強化された行動は完全になくすのにすごく時間がかかり、後々大変なことになります。

いろいろごちゃごちゃ書いてしまいましたが、またわからないことがあれば個人的にでもメールいただけたら詳しくアドバイスしますよ!少しでも参考になれば幸いです。

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