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2007年07月17日20:32

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高熱随道を行く 1

普段は一般人が立ち入れない所を見学するツアー「黒部ルート見学会」。
いろんな観光ルートがある黒部立山地域でも、ちょっと変ったこのツアー、黒部峡谷鉄道の欅平から黒四ダムの間のルートは関西電力事業区域なので普段は一般の立ち入りは出来ませんが、このツアーのみ一般でも通る事ができ、途中小説で有名な高熱随道も通る訳です。縦坑エレベーター(ケーシ)、トロッコ、インクライン、バスと乗り継いで黒四ダムまで行くもので、勿論このトロッコが最大の目的!
但し定員が少ないので各ツアーは抽選、無事に当った訳です。実はこのツアー、参加するのは2回目ですが、前回からは約7年ぶりです。実行日は約1週間前・・・の12日。

前日11日は立山カルデラ砂防見学会の抽選にも当っていたので、連日トロッコツアーの予定でしたが天候不良で立山は中止。黒部だけだとオール公共交通の方が便利なので、仕事の「鉄子の旅」よろしく11日夜の急行「能登」で出発します。
夜が明けて日本海側を走行する車内から外を見ると曇っていますが雨は降ってません。曇り時々雨の予報だったので、山間部で雨が降らなければ充分もうけモノです。見学区域は全部トンネル内ですが… 久しぶりに富山地鉄と黒部峡谷鉄道を乗り継いで集合場所の欅平へ。ここから先は関電事業区域なのでヘルメット着用です。まず事業列車で出発しますが、これが旧型の機関車。残念ながら写真を撮る時間がありません。縦坑エレベーター(ケーシ)は床にレールのある大きめのエレベーターって感じで、乗ってしまうと窓も無いので変化は感じられません。ケーシを降りたところで土砂出し坑口から少し展望が楽しめるので、トロッコ列車出発時間まで山々を眺められます。そしていよいよトロッコ列車に乗車。途中高熱随道と言われる場所を通過するのでバッテリー機関車、客車共防熱構造だとか。バッテリー動力なので走行はレール音以外は静かですが、事業車ということもあるので車内は大変狭いです。そして高熱隋道。昔よりはだいぶ温度が下がったという事ですが、客車のドアを開けると硫黄の臭いと共に熱気が、ムッ! 以前通った時はホンワカ暖かい程度でしたが、今日は湿気が高い事もあり、まるで蒸し風呂状態です。カメラレンズもアッという間に曇ってしまうのでロクな写真は撮れませんでした。

 続く。。。


左…上は上野駅での急行「能登」 以前乗ったときは特急「白山」色でしたが、いつの間にか旧国鉄色に戻ってました。以前は高崎までの通勤客も多数乗車してましたが、現在は前後に適度な普通電車が走っているのかガラガラ状態です。下はラウンジカー。漫画「鉄子の旅」でこんなのがあるのを知ったわけでして。適当なところで客室で寝るつもりでしたが、足を延ばして横になれるので結局殆どここにいました。

中…上は鉄橋を行く黒部峡谷鉄道・・・と言いたいのですが、これは宇奈月駅前の団体記念写真バック用の模型。大変よく出来ていますが雨ざらしなので大丈夫か?と思ってますが、時々手入れされているのか何時来ても綺麗な状態です。下は車内から。機関車はEH型。観光鉄道というせいか、ファンの間ではイマイチ人気が低い鉄道ですが、このEH機関車なんかカッコイイと思うんだけどなぁ。

右…上は中央の少し狭くなっている部分が縦坑エレベーター、ケーシとも言う。下は耐熱構造のバテッリー機関車と客車の編成。ケーシの上部からの軌道なので、上部軌道とも言われています。これが今回最大の目的ブツ! 


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