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2023年10月17日15:00

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マツスタCS観戦レポート(10/15 対DeNA戦)

ってコトで、ローチケで運よく引っ掛かってCSチケットが取れたので懲りずに観戦してきました(´ー`)。
森下vs今永という投手戦予感な胃の痛いゲームなのは覚悟していた中で、予想通りに序盤は幸先よく1点先制できたものの息の詰まる投手戦が続き、2点目を先に取った後は浮かれかけるもその直後に追いつかれてのシーソーゲームと、久々に修羅場の様なゲームでこれまで久々に声を枯らせて応援してましたが、サプライズも盛り沢山で第1戦と並んで今期のベストゲームの一つに数えられる試合だったかと(´ー`)。
あとでフォトアルバムもアップする予定です。

・CSはJERAのスポンサードゲーム。
昨日に続いて厳しい戦いになる緊張感は覚えつつ、それでも2018年以降となるポストシーズンの試合開催ということで、球場付近に並べられたクライマックスシリーズの幟や遠くから見える看板に高揚感を覚えつつ午前10時50分頃に正面入り口へ向かうと、いきなり入り口前に長蛇の列が(´Д`)。
大体いつも着席が2時間前で開門はもっと早いからとっくに入場が始まってると思っていたら、そういやデーゲームは試合開始時刻に関わらず午前11時開門なんだっけ。
正直、超満員が確定してる今日は混在緩和で早めに開門して欲しかったけど……といきなり愚痴りかけたものの、CS期間はセリーグパートナーであるJERAのスポンサードゲームで来場者には記念品代わりになるクリアファイルが貰えたのですぐに機嫌は戻りましたとさ(´Д`)。

・森下のさっぱり爽快ジュースと富士宮やきそば(with焼きとうもろこし)
CS期間中はシーズン最終メニュー+CS応援の特別メニューの組み合わせで、担々麺やタンドリーチキン入りのピザサンドなど、シンプルに美味そうな食べ物が並んでいて目移りさせられるものの、今回選んだ球場メシは、どうぶつ広場でその場で調理して売られていた静岡県富士宮市のB級グルメの富士宮やきそば(900円)と一緒に売られていた焼きとうもろこし(500円)、、そして飲み物に今日の先発応援として「森下のW柑橘さっぱり爽快ジュースぽんかん×グレープフルーツ」(700円)を買って、あとは持ち込んだメロンパンという組み合わせ。

…んで、並べてみたら球場メシというよりお祭りメシな風景になったものの、さっそく富士宮やきそばから頂いてみると、味も具材も割とふつーの焼きそばながら麺がもっちりとしているのが特徴で、食べた満足感のある一品。あとやっぱり、鉄板で焼いたばかりの焼きたてなんでシンプルに美味かったけど、でもなんで急に静岡のやきそばなんて持って来たんだろう?って謎も(´Д`)。
ともあれ、焼き立てが美味いのはこちらにも言えて、というか実は屋台で焼きとうもろこし買うのこれが人生初だったんですが、しっかりと火が通っててコーンもジューシーで美味い上に食べやすく、常設メニューならリピートありだったかもってくらい。

そして、合わせる森下のW柑橘さっぱり爽快ジュースは、ぽんかんとグレープフルーツのカクテルに冷凍グレープフルーツが沈んだ一品で、見た目ほど甘くは無くてやや大人の味よりなさっぱり味。
お陰で偶然ながら一緒に買った焼きそばと相性抜群で、実はギリギリまで森下のかCS応援メニューにあったメガホンパフェとのどっちにするか迷っていたものの、こっちで大正解でした(´Д`)。
というか、富士宮やきそばが飲み物無しで食べるのはややキツかったし。

ちなみに、今日は開門時間が11時でそこからお店が出揃ったのが11時40分すぎ。
超満員の日で当然どの店も大行列は出来るので食べたいものを確保してたら12時過ぎと、あまりのんびり食べてる時間が無かったのはちょっとしんどかったかなと(´Д`)。
いつも思うけど、試合開始2時間前に全店開店ってわけにはいかないんでしょーかね(´Д`)。特に今回森下の飲み物を買ったファンCミールは遅いし。

・先発は森下vs今永。
運命の第2試合の先発は、カープは森下でDeNAは今永。森下が9勝6敗、今永が7勝4敗と今期は二桁には届かずに悔しい思いはしたものの、どちらも間違いなくチームの看板クラスのエース級対決。
一応、先日の東よりは点が取れそうな相手ですが、それも精々2点くらいまでで、昨日と同じく先発がどれだけ粘れるかにかかってるかの我慢比べになるかと。

そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:菊池(4)、野間(9)、西川(7)、堂林(3)、小園(6)、秋山(8)、會澤(2)、デビッドソン(5)、森下(1)。
DeNA:林(6)、楠本(7)、大田(9)、牧(4)、宮崎(5)、大和(3)、山本(2)、関根(8)、今永(1)。

カープは昨日と比べて上位打線は一緒で、6番に昨日サヨナラを決めた秋山を、そしてキャッチャーを坂倉から會澤に替えたオーダー。
今のところ、ラッキーボーイになりそうなのは昨日4安打を放って打率.800になっている2番の野間で、西川もしっかり役割は果たしてくれているので、キーマンになりそうな堂林が今永から打てるかがカギになりそう。

DeNAは一番怖い牧の封じ込めには成功しているものの、林が.333、大田が.500、宮崎が.400、山本が.400で関根が.750とそれ以外には結構打ち込まれていて、調子のいい選手の切れ目がない上に特に宮崎がここに来てアチアチなのが怖い(´Д`)。
これで牧にまで打たれ出したらもう歯止めがかからずボコボコにされてしまいそうだし、敢えてベテランの會澤が今日選ばれたのも分かるっちゃ分かるというか、やっぱり胃の痛い一日なりそう(じゃけん腹は八分にしときました)。

・カープ初優勝の記念日に二段構えのサプライズ。
スタメン発表の後でぞろぞろと選手が準備運動に出てくる中、ベンチ前で矢野とキャッチボールをしている山本浩二氏の姿が見え、スクリーンに姿が映されつつ場内アナウンスで紹介されると予告されてなかったのもあって驚きの声が。
そういえば、今日は48年前にカープが初優勝した日だったっけ、ってことでなかなか粋なサプライズを仕込んできたものだと思えば、(おそらく)若いファン向けにミスター赤ヘルの経歴が丁寧に紹介されながらコージ氏がマウンドへ向かった後に、今度は「三連覇に貢献しMLBのシカゴカブスでご活躍中の〜」と続いて昨日も観戦に来ていた鈴木誠也が笑顔で現れ、畳みかける様なサプライズに場内は大歓声でコージ氏も知らなかったのかびっくり顔に。
その後、コージ氏の惜しくもミットまで届かなくてワンパンとなったものの、誠也はフルスィングを見せた後で鳴りやまない拍手を背に二人は握手を交わしつつ一塁側ベンチへ戻って新井監督らとグータッチ。

……というか、どうやら誠也を打席に立たせた仕掛け人は新井監督なんだそうで、もう今回は采配から演出まで冴えわたり過ぎてるんですけどこの人って感じ(´Д`)。
まぁでも、この日にこんなイベントが出来たって意味でもマツダスタジアム開催出来てよかったなとしみじみ。
ちなみに、この日は黒田アドバイザーも来ていたので、ホントにCSだヨ!全員集合!状態でした。

・森下は気合は充分だったけどちょっと空回り気味だった?
さて、今日の先発森下の出来ですが、初回から出し惜しみなく全力投球を見せ、初回は先頭の林をファーストゴロ、続く楠本はセンターフライに討ち取り、絶好調の大田は初球でサードゴロに仕留めてと、僅か9球で三者凡退。更に守備でもフィールディングの良さを見せつける上々の立ち上がりだったんですが…。
ただ、そんな中でも楠本には3−1とボール先行になるバラ付きがあり、2回は牧に対してストレート中心に討ち取るも0−2からフルカウントまで持ち込まれ、大和には四球を与えたりと一気に29球まで球数がかさみ、その後も無失点では切り抜けてはいるもののボール先行気味のカウントが続く、見てる方はちょっと胃が痛くなる投球が続き、6回表に先頭の林にツーベースを打たれ、続く楠本に三塁へ到達されて1アウト3塁となったところで交代に。初回に30球近く投げさせた今永より先に降板してしまいました。

とにかく、見ていて気迫は伝わるし強い球は投げ続けていたんですが、それゆえに持ち味の緩急を生かした制球力が失われていたんで、ちょっと空回り気味でしたかねと(´Д`)。
それでも初のCSの先発マウンドできっちり無失点で凌いで見せたのはナイスピッチングと言えるし、是非甲子園では修正してみせて欲しいところ。

・初回の今永への攻めは強かった時代の姿を彷彿とさせられた。
一方で、DeNA先発の今永は6回途中までで2失点はしたものの、被安打は4で失点は全てソロホームランという、連打を許さない期待通りの今永そのものといった感じでした(末包に2点目のホームランを打たれた後は流石に動揺したみたいでヒット、四球とピンチを広げて交代になりましたが)。

そんな中で目を見張ったのが、初回に先頭の菊池が8球粘り、更に野間もレフトフライながらも同じく8球投げさせ、更に3番の西川は同じく7球粘った後で根負けして甘く入って来たストレートをスタンドへ叩き込んで先制点をもぎ取るという、正に三連覇してた頃の強いカープの難敵攻略法そのままをやってのけていたところ。
もちろん、それを引っ張ったのが1番の菊池ですが、今日の菊池は第1打席で8球、第2打席は7球と球数を多く投げさせる自分の役割に徹しつつも、打てる球は見逃さずに2安打でうち1本は決勝点の足ががりとなったという正に全盛期を彷彿させる働きで、もしかしたらまだあの頃に戻るとまではいかなくとも新井カープのうちに近い強さは取り戻せるんじゃないかと期待させられましたね(´ー`)。

・九里vsバウアーだと…?
結果的には実現しなかったんですが、5回裏のスラィリータイムの時に第3戦目の予告先発が発表され、DeNAは予想通りだけどマジで来んのかよというバウアーで、カープは……昨日延長戦で投げた九里っ?!
どっちもお前ら無茶すんなってカードになるところだけど、これはこれでちょっと見たかったかな?(´Д`)。

・大道マジultra soul!
ともあれ、6回表に1アウト3塁のピンチで降板した森下に変わってコールされたのは火消し役になりつつある大道。
一応、失点しても同点止まりとはいえ、まだ今永は投げていたので出来れば1点リードを維持したい中で、大道は3番の大田を全球ストレートで押してセカンドフライに討ち取ると、更に牧に対しても同じく外角への全休ストレートの速球攻めでライトフライに仕留めて無失点。
今日は登場曲のultra soulの「ハイ!」の掛け声がいつもより、というか下手したらB'zのライブの時よりでかいんじゃねぇかってくらいに響き渡ってましたが、その期待に自分らしく最高のカタチで応えた大道はベンチへ戻る際は大道コールが鳴り止みませんでした(´ー`)。

・末包が神ってるホームラン。
そして大道が無失点で乗り切った裏の6回裏、ピッチャーの打順で送られた代打は末包。
今日の試合で右打者なのにスタメンから外れたのは昨日打ってないだけじゃなく、今永との対戦勝率が悪かったからのハズなので一見不可解にも見えたんですが、その末包は2球目のチェンジアップを豪快に捉えてレフトスタンドへ豪快なホームラン。
最早、神ってるとしか言えませんでしたわ。打った末包も末包をこのタイミングで送り込んだ新井監督も。
マジで何が見えてんの、新井監督とイケメンコーチは?って感じで。
ちなみに、その元祖神ってる師匠の誠也はこの時はアイスを食っていて(中継にも出てた)、よく見てなかったとコメント。
ジョークにしてもやっぱ新井さんの弟子だよなぁこの人も(´Д`)。

…はともかく、少しマジメな話をすれば、末包に関しては来期はある程度覚悟を決めて4番打者に育てる必要はあるのかもとは思いました。遅咲きの誠也みたいになるのか、オリックスのラオウ二世になるのか、コージみたく30代でタイトル取れるスラッガーになるか、期待しか感じなくなってきたし。

・中崎→ターリーは裏目。
とまぁ、大道→末包の神コンボが決まる時もあれば、裏目を引いてあっという間に逆転されかけてしまったのがDeNAのラッキーセブン。
大道に代わり出てきた三番手は中崎。
…いや、なんで中崎だよと思ったけど、矢崎がコロナで離脱してしまってたみたいで仕方が無い部分はあったものの、その中崎は先頭の宮崎にヒットを打たれ、更に大和にも続かれてノーアウト1、2塁となると、山本がバントを決めて1アウト2、3塁になったところでターリーにスイッチ。
せめて1失点で済ませてくれれば…という願望も空しく、そのターリーは関根にタイムリーを浴び、更に代打ソトに犠牲フライを打たれて同点に。
その後は何とか踏ん張って勝ち越しは許さなかったものの、宮崎からのイニングを任せるにはちょっと二が重かったかなとも思うし、まぁそうそう毎回的中するワケでもないといえばそれまでだけど(´Д`)。

・秋山の悪送球を誘った代走知野。
ただ、関根のタイムリーはともかく、ソトの犠牲フライに関してはその直前に三塁ランナーを俊足の知野に代えていたのが生きた形になったので、この試合の数少ない三浦監督のしてやったりだった部分。
ソトの打球は本来なら犠打にならなさそうな浅いフライだったものの、知野がスタートを切ったので秋山が慌てて投げて送球が逸れてしまった形ですが、もう一つあの時間帯は西日が外野手の守備をモロに遮ってくるので捕球するのが精一杯で投げにくかったという条件も重なっていて、そこまで読んでの代走知野だったら番長もやるなぁって話になるんだけど実際はどうなんでしょーね(´Д`)。

・あれは……2016年クライマックスMVPの田中広輔……?!
と、6回裏にいよいよ勝てると高揚したのも束の間で7回表にあっという間に追いつかれ、更にこちらのラッキーセブンはセットアッパーの上茶谷に僅か9球で會澤、デビッドソン、代打マクブルームが捻られてしまい完全に流れはDeNA側に傾こうとした8回表、5番手で登場した島内が先頭打者の楠本にフォアボールを与えてしまい漂ってきた強烈な嫌な予感に、やっぱ観戦3連敗中の自分が疫病神になったのかなぁとか頭を抱えかけたものの、ここから再びカープのターンが待ってました。

まず島内が何とか8回表も無失点で切り抜けて見せると、その裏では1番から始まる好打順で、この回が勝負どころだなと思いながら見ていると、買い跨ぎで続投したら上茶谷に対して先頭の菊池が1−2カウントから2球ファウルで粘った後でヒットを放ち、続く野間が送りバントしかけるも2ストライクに追い込まれてしまい、そこから野間だから間に合ったようなショート内野安打を放ってノーアウト1、2塁に。

…というか、今日はこの前の打席でも送りバントを2回失敗して断念した挙句にそこから四球を選んで出塁していて、二度も結果オーライにしてしまった野間はマジでラッキーボーイでした(ちなみに野間は元々バント成功率は8割超えなんで2打席連続で失敗するのは珍しいわけで)。

そして次の打者は西川ということで、ここでタイムリーを期待……!と思いきや、その西川が一塁線へ転がる送りバントを決め、更に相手のFCでオールセーフのノーアウト満塁とチャンスを拡大すると、次の守備がためで入ってた4番矢野の代打で田中広輔がコールされ、場内は再び大盛り上がりに。
そしてDeNA側もマウンドに集まり、継投かな?と思いきや、まさかの上茶谷が続投。
それを見て、何となくイケる?って予感もしていた中、コースケは初球を捕らえて再び勝ち越しとなるタイムリーを放って一塁塁上で派手なガッツポーズ。2016年のCSで打率8割以上の異常な成績でMVPを取った田中がここで再び輝いてくれました(´ー`)。

その後、ようやく上茶谷は降板となって5番手に石川が出てくると、小園は空振り三振に倒れたものの続く秋山がきっちりと飛球をレフトまで飛ばし、値千金とも言える犠牲フライで貴重な追加点もゲット。8回の裏でようやくゴールを見せてもらえたって形になりましたかね、と。

…でもまぁあの上茶谷の継投は今日一番で不可解な采配だったかなぁと。
第1戦を取ってて3戦目を見据えているならともかく、あそこは先に森原を突っ込んででも(結局7番手で登場)失点を止めなきゃ次の1イニングで敗退が決まってしまうのに、なんで続投だったんでしょーね?

・最後は藤田登場のサプライズがありつつも栗林が締めてゲームセット。
ともあれ、4−2でいよいよ最終回を迎え、まず新井監督が送り込んだのは勿論カープ守護神の栗林。
対するDeNAは投手の打席からで、コールされたのは今シーズン限りで引退を表明している41歳のベテラン藤田一也。
そういや2013年のCSも最終回に引退試合を済ませた檜山が出てきて盛り上げてたのを思い出しつつ、でも2点差でやることかなぁ?って感じでしたが、その藤田は2−2から捉えた5球目がライトを守る野間のミットに収まって最終打席を終了。

ぶっちゃけ、もしもこの1stがハマスタ開催だったら何が何でも3戦目に繋げなきゃならないからこの大事な打席で藤田を使う余裕はなかったろうし、様々な条件がたまたま揃ったからこそ実現した最終打席で、鯉党としても巡り合わせの奇蹟に感慨深いものはありますが、お疲れ様でした。

その後、栗林は山本を8球粘られながらも最後はド真ん中へのストレートで見逃し三振を奪うも、続く関根に対して1−2と追い込まれながらも低めのフォークを掬われてヒットにされてしまうと、回ってきたのはソト。
出来ればこうなるのは避けたかった、HRなら一発で起死回生となる場面を迎えてしまうものの、直球とカットボールで2球ファウルを打たせた後の5球目を130kmの高速カーブで見逃し三振を奪いゲームセット。栗林と翼が同時に派手なガッツポーズを決めてようやく決着となりました(´ー`)。

・DeNAの選手へ鯉党も万雷の拍手。
試合終了後、いつものハイタッチを済ませた後でカープの選手達がマウンドへ集まろうとしたものの、そこから一旦またベンチ前まで戻ると、まずはDeNAの選手達がブルーに染めたビジターパフォーマンスの前へ集まり、最後まで応援したファンへ挨拶すると、横浜ファンだけでなくカープファンも誰に促されることもなく大きな拍手が湧き、三浦監督も続けて鯉党へ向けても頭を下げつつベンチへ戻って行きました。
もちろん、自分も拍手していた一人ですが、今日はホントに自然と拍手してました。
ぶっちゃけ、勝った側のファンに敢闘を称えられるのも正直悔しさしかないかもしれませんが、それでも1、2戦ともホントにCSに相応しい素晴らしい試合だったのでせずにはいられないって感じで。

・行って来ます!おう行って帰って来い!
横浜の選手の挨拶後は、改めてお立ち台が用意され、呼ばれたのは代打で決勝タイムリーを放った田中。
今日はヒーローが多すぎて出来れば大道や末包も呼んでやって欲しかったけど、この後で監督挨拶もあるしね。
そのコースケはこの歓声は何度聞いてもいいとしみじみ語り、一塁でガッツポーズを何度も見せていたのは感情が爆発しましたと本音を吐露。
今年のコースケはあの満塁ホームランからほんと貢献してくれて、カムバック賞までは届かないかもしれないけど、球団として賞を欲しいくらいの大活躍でした(´ー`)。
それでも、あの場面はたまたま自分が還す役割を果たしただけでチーム全員で掴んだ勝利と強調してたところも、さすがは黄金期にチームを引っ張ってたベテランだなと。そして、最後は必ず帰ってきますと。

更にヒロイン後は改めてマウンドへ全員が整列して新井監督よりの挨拶が、と思えば、新井監督はまず「私の挨拶の前に選手を代表して今日もナイスピッチングでした、最優秀中継ぎ投手島内より皆さんに一言お礼申し上げます」と振ると、完全にサプライズだったのか島内はぎょっとした顔をしつつも帽子を取ってマイクの前へ。その後新井監督に背中を押されつつ島内からも「しっかりと甲子園でも勝ってマツダスタジアムに帰ってきます!」と宣言。場内のファンを沸かせてましたが、これたぶん今日の勝ち投手になってたのにお立ち台に呼ばれなかったからこその配慮なんだろうなって。

その後、島内さんありがとうございましたと笑わせてから、改めて新井監督が超満員のスタジアムでの応援に感謝を述べ、頑張ってくれた選手のお陰で強いベイスターズに勝てたと称えた後で、甲子園では高校球児の様に泥臭く戦うと誓い、最後はまたこの超満員のマツダスタジアムで野球が出来るように、皆さんを喜ばせられる様に頑張ってきます、行ってきます!と力強い締めるや、場内は地鳴りのような大歓声に包まれてました。

……にしても、相変わらず新井監督のスピーチ力すげぇな(´Д`)。
もちろん準備はしてたんだろうけど、聞き取りやすいハキハキとした声で簡潔かつファンの心を踏わせ湧かせる、全く無駄のない完璧と言っていいスピーチ内容。
もしかしたら監督退任後は政治家にもなれるかもね(´Д`)。

・MVPは新井監督でいいんじゃないかな。
かくして、3時間32分とロースコアながら長丁場となってしまった激戦は終わり、帰ったら祝杯だけじゃなく何だかお赤飯も食べたくなってきたほどの満足感を覚えつつ球場を後にし、いつもは正面入り口から出るのを今日は敬意を表して新井監督の写真が並べられたプロムナード側から広島駅へ向かってゆく中で、今回のCS1stのMVPは誰になるかなと考えてましたが、やっぱり新井監督よなぁと。

鈴木誠也が身に来ていると聞いて急遽打席に立たせたりする演出といい、最後に島内にスポットライトを浴びさせた気遣いといい、そしてもちろん采配能力といい、控えめにいっても神ってました。
まず、CS前のインタビューで超短期決戦で後手後手にならない様に早めに動くのが大事と力説してましたが、実際それを口にする監督は珍しくなとしても、本当に有言実行してみせられる監督って滅多にいるもんじゃなくて、それが出来るのは大体が名将と呼ばれる人達です。
もちろん、全てが的中したわけではなく裏目も結構あったものの(代打松山は全部不発だし)、それでも致命傷になる前に次の手を打てていたし、イケメンヘッドの助力も大きいでしょうが知将の片鱗みたいなとこも見せてたなと。
戦力的には互角以下で監督で勝てた試合なんて、ホントいつぶりなんだろうなって。

ってコトで、甲子園でのシーズン成績は2勝9敗1分けというかなり厳しい数字にはなっているものの、今の覚醒気味な新井監督と藤井ヘッドのコンビなら案外どんでん監督の喉元まで迫れるかもと少しばかり期待しておきます(´ー`)。

ということで、奇蹟の日本シリーズ出場が無い限りはこれで今季の観戦は終了。
個人の観戦成績は9月に入って3連敗してたんですが、どーにか最後に勝って気持ちよく終われました。
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