『デューン 砂の惑星 PART2』感想

〜その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド＝ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる〜＜映画.comさんより＞


　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


’とりあえず’３回観ました
IMAX→通常スクリーン→IMAX
（追記：最初のIMAXのあとに、慌ててPART ONEをアマプラで見なおしました）

１回目、私、アニャ・テイラー＝ジョイを見逃してしまったんです。
出るのはわかってて、役柄も推測できていましたが、どうやらそこだけ一瞬目を閉じてしまっていたようで〜。
プラス、わからない箇所がいくつかあったこともあり、すぐにまた劇場へ。
２回目は、アニャは見れたものの、通常スクリーンだったためか、あまり作品の中に入れなくてビックリ。
今作がいかにIMAXで観るべき作品であるかが、改めてわかったというか。

IMAX観賞は本当に凄かった。スクリーンが大きいだけじゃなく、その音の迫力たるや！
途中、座席が揺れた感があって、私、千葉県人だから「また地震か！」って、別の意味で怖くなったり

私、基本、SFって、ハマらない人間なんですが、ヤバいっす、いきなり３回っす。
で、まだ足りなくて、あと１回はおかわり予定。

最初にポールが出てくるシーン（眠っている）が前作と重なっていて好きだったな。

私が今作にハマった理由のひとつは、ティモシー・シャラメが好きで〜。でもティミーだけなら２回で十分。
やっぱりやっぱり、とんでもなく迫力ある映像ですね。それしかない。
あの没入感たるや。やみつきですよ。すんげぇ〜、すんげぇ〜、すんげぇ〜。
サンドワームのシーンはどれもヤバかった。興奮度MAX。
※サンドワームの撮影に４４も日かけていた
https://www.vogue.co.jp/article/riding-the-sandworms-dune-2-action-scenes-took-44-days-to-shoot

フレメンに協力を求めるポール。このセリフ、妙に印象に残ったな。
「（今の）武器は恐怖だけ」
あとチャニのこれも。
「フレメンには性別は関係ない。皆が皆を守る」

オースティン・バトラー演じるフェイド＝ラウサ・ハルコネンのモノクロ決闘シーンは、おぞましいんだけど、同時に美しくて、いやはや。
決闘（殺し合い）そのものには関心薄いものの、あのシーンの迫力とゾクッとする美しさには武者震い。
いきなりモノクロになったのに、まるで違和感がなかったっていうことにもビックリ。
モノクロの中の花火？（血が滴っているようにも見えたけど）も綺麗だった。

レディ・ジェシカがフレメンの教母になるとき、ポールは「名誉なことでしょ？」ってやや呑気に言うんだけど、ジェシカは「歴史におけるすべての苦しみと悲しみを一身に引き受けることよ」と。
そのあたりは、今、この瞬間も各地で紛争が起きている世界情勢と重なって見えた。
そのあとの「男性は決してその痛みに耐えられない」も強い台詞だ。

しかし、皇帝より、ハルコネン家より、結局、ベネ・ゲセリットが一番強そうじゃない？

水のない惑星アラキスでは涙も無駄にしてはいけない。。。

※予告編
https://youtu.be/dPBZXMq7MJw

終盤明かされる、ジェシカとポールの出生。

チャニは、一人の男性として、ポールが好きだったんですよね。
予言者でも、救世主でも、統治者でもない、ごく普通の１人の男性として・・・。
ゼンデイヤのラストシーンの表情は、本当に素晴らしかった。

キャストは本当に豪華だったぁあ。
しかし、ガーニィは帰ってきた意味があったんだろうか？
だったら、PART3には、ユエ医師や、モモアちゃんにも帰ってきてもらいたいぞ。オイオイ。
シャーロット・ランプリングが出ると、いつも画面が引き締まる。
レア・セドゥ、フローレンス・ピュー、アニャが次回でどう動いていくか。

ちなみに私、ところどころの乗り物に、やや疑問が。
カッコいいんだか、そうでないんだか。いや、まあ、そこはいっか。

ハンス・ジマーの音楽がまた最高でした。

圧巻の映像体験でした。今、これ書きながらも、早くまた観たいってうずうずしてる。
今年のベストテン入りは確実！ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、よくぞ作ってくれました。
4.８☆