ライヴ・イーヴィルを作成するいざこざで
ディオはサバスを脱退してしまいます。
そのとき、ドラムのヴィニー・アピスを引き連れて
脱退し、自らリーダーバンド「ディオ」を結成します。
本当はそっちの話をするべきなのですが、やはり
ディオが在籍していたサバスの話を簡潔すべきかなぁ〜
と思い、敢えてリーダーバンド期をすっ飛ばして
サバスを完結させておこうと思いました。
ディオが抜けたあとのサバスは混迷を極め、
元ディープ・パープルのイアン・ギランをシンガーに
迎えたり(ライヴではあの曲も演奏してたりします)、
同じく元パープルのグレン・ヒューズを迎えたり。
後にジョン・サイクスと活動するけど解雇されちゃうレイ・ギランとか
実はすっごい上手いシンガーであるトニー・マーティンとか
メンバーも音楽性もすったもんだが続きます。
このアルバム「デヒューマナイザー」が発売された1992年は
LAメタルバブルも崩壊し、グランジ・オルタナの時期に入っており
サバスもモダンヘヴィネスに傾倒したと言われておりました。
しかしながら、その出来具合を聴きますと、確かにヘヴィには
なったような気がしますが、モダンヘヴィネスには程遠いものですね。
そこまでとは思いません。かといって、これと言ってキラーソングもない
割と平坦平凡な(失礼)、サバスとしては地味な作品になったもんだと
思ったものです。
一応、ウェインズワールドという映画の挿入歌である
タイム・マシーンは、シンガーがトニー・マーティンに代わっても
歌われていたので、メンバーも演奏を嫌がらなかったのでしょう、
という、ちょっと消極的な意味で、ベストソングとしておきましょう笑
https://www.youtube.com/watch?v=frUq17Av6V8&list=PLBzBwYhHpqLK82tzGCQbjwAqud_6r7R3z&index=6
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