カエル日記【その19】

昨日、3月29日。アマガエルとシュレーゲルアオガエルが、冬眠から目覚めました。
正確には、シュレーゲルの大きい方がしっかり目覚めていて、残り3匹はまだ目がとろ〜んとしている状態だったのですが、昨日は暖かくて最高気温が23℃くらいまで上がったので、もうよかろう、という判断です。

4匹を飼育ケースに移します。まだ食べないだろうな〜と思いつつ、届いたばかりの「冬眠明けのごちそう」ハニーワームを与えてみます。うーん、皆食べない。
カエルは、冬眠から明けても、しばらくは何も食べないのだそうです。昨年はどうだったか、カレンダーを確認すると、2週間くらいは何も食べなかったみたい。しまった、ハニーワームを用意するのが早かった。
ちなみにこのハニーワームというのは、文字通り蜂蜜を食べて育った蛾の幼虫で、カロリーが高くて、産後の弱ってる時などに与えるといいそうです。
室温に置いておくと、あっという間にサナギになって、蛾になってしまうそうです。
なので、なるべくそれを遅らせるために、冷蔵庫の野菜室にぶち込みました。ジップロックに2重に入れて、ビニール袋も2重にして、さらに新聞紙でくるみました。2週間くらい幼虫のままでいてくれるといいのですが。

カエルたちはハニーワームに目もくれず、新しくした飼育ケースの、床材がわりのキッチンペーパー（今年から採用。去年まではフロッグソイルというカエル用床材だった）の端っこの下に入り込んで、パネルヒーターの熱を堪能しているようです。まだちょっと起こすの早かったか。
しっかり起きて餌を食べるようになるまで、観察を怠らないことにします。
でもいろんなサイトに「カエルはデリケートなのであまり見つめたりしないように」とか書かれてるんだよなあ。見つめずにどうやって観察するのさ！難しいのう。

そして今日。例のやつが届きました。アレよ。ゴキブリよ。アルゼンチンの。プラスチックのカップに入ってます。
早速開けてみると、ゴキブリさん（デュビア）たちは、一緒に入れられていた紙製の卵トレーの裏側に、ダンゴになってびっしりしがみついています。キャー、気持ち悪い。

今回SサイズとSSサイズを購入したので、それぞれ別の飼育ケースに移します。
デュビアは集団で固まって隠れるという性質があるらしく、隠れ家（シェルター）があると落ち着くのだそうです。虫なのに「落ち着く」とか「不安定」とか、あるんだ・・・虫なのに・・・。
この隠れ家は、園芸用の鉢底ネットと結束バンドで作ることができるというので、鉢底ネットとインシュロックを買って、作りました。それぞれのケースに5個ずつ。
出来上がった隠れ家を飼育ケースに入れて、しばらく経って見に行ったのですが、どうもデュビアたちが隠れている気配がない。Sサイズのやつらは隠れ家の下の床をウロウロし、SSサイズの方は、卵トレーの裏側にへばりついたままです。なぜ・・・せっかく作ったのに・・・。

もしかして数が少ないからかもしれない。
今回は、カエルたちが食べるかどうかわからなかったので、お試しに50匹づつ買いました。ケースの中に、デュビアがてん、てん・・・という感じです。ネットでこいつらを飼っている人の画像を見ると、何百匹という単位のゴキブリさんたちがわさわさっと溢れかえっています。ひええ。そのほうが長生きするとか、メリットあんのか？
しかし、数が少ないせいもあるかもしれませんが、コオロギを飼っていたときはカサカサとやかましく、ケースがすぐフンやら何やらで汚れたのに、こいつらは静かだし、半日経ってもケースがきれい。しばし、様子見です。

モリアオガエルのモリさんとモリ君に、与えてみました。
モリさんの足元に、大きいのを・・・と、ピンセットで誘導してやると、食べた！食べましたよ、ゴキブリを！
モリ君は食べませんでしたが、彼は日頃から食べたり食べなかったり気まぐれなので、また次回に期待したいと思います。

で、肝心の見た目ですが・・・SSサイズは、ワラジムシっぽい感じ。たくさん群れている姿は気持ち悪いけど、単体で見るとまあ、気持ち悪くはない。
Sサイズは、ちょっと大きめの2センチ弱くらいのやつは、正直、光ってないゴキブリの子供、という感じです。でもまあ、触れないというほどではない。ていうか、ピンセットで挟むのがコオロギよりも難しくて、つい素手で触ってしまいます。でもテカテカしてないので、不潔という感じはしない。
これ以上大きくならなければ、共存していけそうです。

読み返すと「カエル日記」ではなく「ゴキブリ日記」みたいになってしまいました。
とりあえずモリさんが食べてくれたので一安心です。
他のカエルたちも食べてくれることを願っています。