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2024年03月05日22:26

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『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』
3月15日シネ・リーブル梅田、シネ・リーブル神戸、京都シネマ
3月16日第七藝術劇場・シアターセブンiにて公開
若松孝二監督の黎明期を描いた映画『止められるか、俺たちを』
の続編で、名古屋に実在するミニシアター「シネマスコーレ」が
舞台となって展開される青春グラフィティー。
監督・脚本は前作で脚本を担当した井上淳一
編集は蛭田智子
出演は井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟、コムアイ、田中俊介、
向里祐香、成田浬、有村也実、田中要次、田口トモロヲ、門脇麦、
田中麗奈、竹中直人ほか豪華キャストが集結。
熱くなることがなんかカッコ悪いと思われるようになっていた1980年代。
レンタルビデオの普及によって人々の映画館離れが進みどこの館(こや)も
苦しくなっていた。廃業する映画館も現れる中、孤高の映画監督若松孝二は
時代に逆行するかのように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」
を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは木全純治。
映画を愛し東京の文芸坐に努めていたが、結婚を機に退職。地元名古屋に
戻ってビデオカメラのセールスマンをしていた若松は木全を呼び出し、
「本当にやりたいのはそれなのか。映画ではないのか」と説得する。
今までにない本当に良質な作品だけを上映しよう。強い気持ちの元
名古屋駅裏中村区に「シネマスコーレ」はオープンする。
情熱と経営のはざまで苦しみながらのスタートだった。そんな
「シネマスコーレ」には、金本法子、井上淳一ら
「映画に人生をジャックされた」若者たちが吸い寄せられてくる。
木全は若松や仲間たちに振り回されながらも、持ち前の明るさで
経済的危機を乗り越えていくのだが、ある日……、
監督・脚本は、本当に若松プロの門を叩いた井上淳一本人。
前作に続いて若松孝二監督役は井浦新。下唇が出てた仏頂面と
独特のイントネーション、強引だが人を引き付ける強さと優しさを
持つ監督を好演。木全役は東出昌大。気の優しいが締めるところは
しっかり守るちょっと猫背の館長を演じきった。
私(夢人塔・浅尾典彦)は『キャタピラー』の宣伝などで
若松孝二監督と大阪で会って食事もしたし、
名古屋の「シネマスコーレ」にあっては
長年に渡ってイベントや企画を一緒にさせて貰ったという
いい思い出がたくさんある。この映画は単なる寓話ではなく、
深く深く心にしみる作品なのである。
映画へのみんなの気持ちが泣けた良質のドラマなのだ。

公式サイト http://www.wakamatsukoji.org/seishunjack/
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