女王アリ、女王蜂という名称は、イロイロと誤解される呼び方で、あんまりよくない。
まるで、女王アリが群れの支配者・巣の支配者みたいな思ってしまうが、
女王アリが働きアリや兵隊アリに命令しているわけではない。
働きアリが、個体を維持する「食料担当」働きアリであるように、
兵隊アリが、群れを維持する「安全担当」働きアリであるように、
女王アリも、種を維持する「出産担当」働きアリなのだ。
出産という無茶苦茶過酷な労働を死ぬまで強制される。
女王アリも、群れという集団意志に命令・支配された、奴隷なのである。
人間は外部を「擬人化」して認識する。
人間や社会じゃないモノを、人間や社会に例えて認識する。
それはしょうがないのだが、「擬人化」はどこまでいっても「たとえ=疑似」であることに注意しないと、カン違いの元である。
サカサマに、女王アリが群れの奴隷なら、人間社会の支配者も、人間社会という群れから役割を強制された奴隷なのではないか?、という経済人類学的な考え方も出て来るので、一概に悪い事ではない。要は使い方次第である。
■結婚飛行を終えた女王アリが、羽を落とす動画に反響 「ウェディングドレスを脱ぐよう」「美しい」
(ウィズニュース - 06月23日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=7006509
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