mixiユーザー(id:7640532)

2022年05月08日22:53

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第5669話  現代手ごね

どうも、ともんじょです。

この間読んだ「同志少女よ、敵を撃て」は第2次世界大戦が舞台で、
アソコらへんって映画もたくさあって、
過去にはロシアの伝説のスナイパーが主人公の「スターリングラード」っていう作品もあって映画館に見に行った記憶がありました。
ビックリしたのがその映画に出てきた「ヴァシリ・ザイチェフ」っていうソ連のスナイパーが同志少女〜に名前だけ出てきました、それにはちょっとビックリ、やっぱりつながっているんだなって実感。
で、ここ数年ロシアって映画に結構力を入れていて、話題になった映画もいくつかありますよね、戦車が題材の「T-34]とか、
その中で同志少女〜に出てきた登場人物が題材になっている映画を発見して、
Amazonで見てみました。
「ロシアンスナイパー」です。
ソ連に実在した伝説の女スナイパー「リュドミラ・パヴリチェンコ」が主人公です。
小説ではソ連軍の狙撃学校の教官として出てきますが、映画では300人以上を狙撃した当時のリュドミラを描いています。
射撃の腕前を見込まれて軍に入ってから、ナチスとの戦争がはじまり、最前線で300人も狙撃し、その功績が認められてアメリカで講演することになり、当時のアメリカ大統領のルーズベルトの奥さんに出会います。
ところがルーズベルト夫人は、リュドミラを一人の女性として接してくれます。
現在、ロシアはウクライナを侵略しているわけじゃないですか(プーチンは認めていないけど)。
映画は戦争っていうものに翻弄されて、目の前で仲間や恋人が殺されて心身ともにボロボロになっていくリュドミラが描かれていて、ルーズベルト夫人だけが彼女をいたわってくれる存在なんです。
戦争ってそういうもので、国が勝とうが負けようが人は戦争によって傷つけられるっていうことを重々知りえているのに、それを素直に映画として表現しているにもかかわらず、現在進行形で進行を続けているって、矛盾しているって気が付きませんかね。
ロシア兵側にもウクライナ側にもリュドミラと同じような人間を作り出しているってわかっているんでしょうか?しかもね、リュドミラってウクライナ人です。
見ている側は複雑ですよ。
何年後かにきっと今の戦争も映画になると思うけど、その時にどんな物語が語られるのか気になります。
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