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2021年09月17日22:33

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怪力・照ノ富士には「極め」もある。

■白鵬超えの幕内連続出場 猛稽古で手にした体 新横綱を支える34歳
(朝日新聞デジタル - 09月17日 06:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6670623
大相撲九月場所六日目、新横綱の照ノ富士は若隆景を極め出しに退け全勝を守った一方、大関正代が霧馬山の寄り切りに、角番大関の貴景勝もベテランの玉鷲の押し出しに屈し、前頭十七枚目の千代の国が十両の佐田の海に押し出しで敗れたため、全勝の照ノ富士が単独トップに立つ展開となりました。
今日の照ノ富士ですが、立ち合い若隆景に深い両差しを許して食い下がられたものの、照ノ富士は怪力で若隆景の両腕を抱え込み、右から小手に振るように極め出しに仕留めて勝負あり。この一番について、八角理事長(第61代横綱北勝海)は照ノ富士について「二本差されてまずいなと思っただろうが、極めていたから安心できた」と評し、善戦ながらも敗れた若隆景については「差して前に出たけど、まともすぎた。横に出たかった。どちらかは前褌を取りたかっただろう」とコメントしていましたが、やはり、怪力の照ノ富士には「極め」という「手」があることを大きく示した一番になったと思います。
さて、今日は二大関が“枕を並べて”敗れる、初日と同じ展開となりましたが、大関正代は過去の対戦で4勝0敗と合い口の良かった西前頭二枚目の霧馬山に鋭い出足で左前褌を取られて動けず、何もできずに呆気なく土俵を割り、勝負あり。「相撲を相手に合わせてしまった。全然押し込むことができなかったのも課題」とのことですが、勝った霧馬山から見れば、一門(時津風一門)の大関で、コロナ禍前、出稽古などで胸を借りてきた相手であり、5回目の対戦で初めて、それも、鋭い出足と低い立ち合いで正代の左前廻しを掴み、何もさせずに完勝の寄り切りで制したわけで、これで二日目の貴景勝戦に続いて二大関を降しての5勝1敗。「いい位置で両前褌を取った。締め方もうまいから小手投げで浮いてしまった」と八角理事長が巧さを評価する「最高の内容」で、「稽古もよくつけてもらってきた」大関に“恩返しの一番”となったようです。
そして、今場所が角番の大関貴景勝は、同じ突き押しの東前頭四枚目のベテラン玉鷲が相手。立ち合いこそ、頭から当たって押し込むことができたものの、玉鷲に喉輪攻めで返されると不用意に引いて、あっさり土俵を割って勝負あり。昨日の琴ノ若戦での低い当たりからの押し出しで本来の攻めが戻ったような印象を持ちましたが、引きの悪癖で墓穴を掘る今日の一番を見ると、やはり安易に復調と考えるべきではないのかと感じます。
その他。2度の幕内優勝を経験している関脇御嶽海は一気の電車道で若手琴ノ若を押し出しに仕留めて一敗キープ。八角理事長は「この立ち合いを15日間、できるかどうかだろう。頭でいくには気力が必要。差していくんだとか、手からいくんだとかではない。自分はコレでいくんだと突き詰めていけば大関にもなれる」とコメントしていました。
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