18960212 NO4689 安東に入った親衛一中隊の消息の調査報告
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010_0030_0230 駐韓日本公使館記録 10巻 参. 機密各館往復 (23) [安東に入った親衛一中隊の消息の調査報告]
文書題目 (23) [安東に入った親衛一中隊の消息の調査報告]
文書番号 機密第三号
発信日 二十九年二月十二日 ( 1896年 02月 12日 )
発信者 一等領事 加藤増雄
受信者 弁理公使 小村寿太��
(23) [安東に入った親衛一中隊の消息の調査報告]
機密第三号
一月二十九日安東に入った親衛一中隊の消息を取調べ報告せよ、と在仁川領事館を経由して申越しの趣旨を承知。これは去る四日「別紙写」の通り、当地兵站司令官へ洛東（ナクトン）より電報がありましただけでその後の消息はわかりませんが、大略は次の内容で御承知いただきたくこの件貴答申し進みます。 敬具
二十九年二月十二日
一等領事 加藤増雄 印
弁理公使 小村寿太�� 殿
[別紙] 電報
文書題目 [一八九六年二月四日 洛東・萩原中尉発、宇津野少佐宛の電報]
二十九年二月四日午後零時四十分
洛東・萩原中尉発
京城よりやって来た親衛一中隊は去る二十九日安東（アンドン）に入り、三十日暴民を完全に破った。死傷数名。韓兵は無事。教官・倉田大尉が負傷した(軽傷)。
暴徒の巨魁は礼安（イェアン ＊現・安東市礼安面）に敗走し、礼安は今なお多数の暴徒がいる。親衛隊はこれを追撃する予定だがその後の報告はまだ接していない。
観察使は去る一日安東に入り人民を按撫（アーンム ＊民の事情を察して安んじなだめること）中。また京城より援兵として更に一中隊を派遣しているとの事。既に安東に到着したか、またはその付近に来ているであろう。まもなく無事に赴くだろうと信じている。
釜山・宇津野少佐宛
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