読書感想文シリーズその1284「創竜伝　第15巻」

「創竜伝　第15巻」
田中芳樹
講談社ノベルス
2021年2月5日読了

［講談社による内容紹介］
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000348229
富士山は大噴火、日本政府は機能不全。京都幕府を開いた怪女・小早川奈津子は新たな野望を抱き猛進する！　未曾有の大混乱の中、異形の者たちは人間を無慈悲に襲い続けた。人類の未来を背負った竜堂四兄弟は、牛種との決戦の地・月の内部へ。ついに正体を現す最兇の主君。その口から語られた「五〇億人抹殺計画」究極の狙いとは？　恐るべき強敵を迎え、始・続・終・余、四人の竜王の死力を尽くした戦いが始まる！

［読書感想文］
みなさんの評価は厳しいようだけど，ここんとこのセンセにしたら上出来じゃね？　そりゃああんなラスボスを最終巻で出しておいての，この閉め方には異論あるけどね．銀英伝方式の「ラスト時点より後の話は書かない」に加え，外伝も出さないのなら，やっぱそれなりのカタを付けておくべきじゃん．余韻とか（読者による）発展性とかを残して閉めるのは別にいいけど，それとは次元が違う話だからさ．でもまぁ，このシリーズには初期にとっても楽しませてもらったし，想定の内ではとってもマシな閉め方だったので，よしとしましょう．御疲れ様でした．