mixiユーザー(id:91293)

2020年12月28日18:34

65 view

COVID-19・SARS-CoV-2についてわかっていること

なにより大事なのは「自分の咽喉・気管支・肺に入れないこと」。病原体が入らなければCOVID-19に罹患することはない。

感染経路は主に2つ。飛沫感染と接触感染。「エアロゾル」という言葉は流行したが、調べてみると世界的に合意された用語ではない。空気中の粒子の大きさで飛沫感染と空気感染は分けられている、それだけだった。

いまのところ「空気感染」が明確に確認された例はないが、「飛沫感染」は多数(というか、感染の多くはこれだ)確認されている。空気感染しない、という証拠はないが、飛沫感染はひとりひとりがマスクをすることで「数割以上」減らすことが可能だ。

接触感染は「直接触れた」とは限らず、ドアノブ・手すりなどを手で触れて、その手で顔に触れることで起きるのがほとんどらしい。コロナウイルス類は金属・プラスチックの上でも数時間以上感染力を持つらしい。銅の表面は比較的短く4時間程度、ステンレスやプラスチックなら数日、という記事がある>
https://www.asahi.com/articles/ASN496K3XN47PLBJ007.html
たぶん、銀の表面ならもう少し短いだろうが、銅イオンと銀イオンの性質から考えて、1時間ぐらいは感染性を保つと考えたほうがいいだろう。
そんじょそこらの「除菌グッズ」より、確実にウイルスのエンベロープ(外側の膜)を破壊し、感染力を奪うことのできる「普通の石鹸水」や「70%程度のエタノール」のほうがよほど有効だ。
石鹸で手を洗うことで「手についたウイルスは除去・消毒できる」。

再生産数(再生産係数)という言葉がある。これが1を超えているとウイルス感染は増えていくし、1未満ならウイルス感染は収束していく。
先に書いたが、マスクは「他者への飛沫感染を減らす」効果があるので、多くの人がマスクをすることで「再生産数」を減少させることが可能だ。<これがマスクの意義。
なにもN95のような特殊なマスクが必要なわけではない。飛沫を「減らす」ことが重要なら布でもかまわないことになる。古い話では、アメリカ(サンフランシスコ)でスペイン風邪がマスク着用条例の施行で一時期激減した。が、条例が解除されると(クリスマスシーズン突入もあって)また感染爆発がおきた。その当時サージカルマスクなんて存在しなかったからね・・・

最近、変異種が騒がれているが、コロナウイルス類のゲノムはもともと1カ月で2塩基程度の変異が起きているらしい。
さらに、今回のCOVID-19の潜伏期間は長く、長ければ14日程度ある。さらに検体からRNAを抽出し、ゲノム解析を行うのにも最低数日はかかる(通常のゲノム解析は2〜3週間程度、タカラバイオ社)。そして、変異種の感染力は、ある程度感染が広がらなければわからない(1例や2例で判断するわけにはいかない)。
つまり、今回の英国で発見された変異種は「発見され、感染力・再生産数がわかった」時点ではすでに最初の感染から1か月以上たっていると考えるべきだろう。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/10084-covid19-28.html
政府の対応が遅いといったところで、1カ月先のことがわかっているわけはない。
組織のもつ「慣性」がある以上、事業や規制は簡単にはできない。

医療機関がひっ迫している、というニュースも多いが、そこで必要なのは政府の対応ではない。
ひとりひとりが「自分が感染しない」ように「予防をする」ことだ。政府や自治体を攻撃しても攻め立てても、法律を作っても、罰則を設けても、医療従事者の給料を上げても、ひとりひとりが予防し、感染者を減らさなければ、医療機関のひっ迫は改善しない。
日本国憲法には非常事態事項はなく、私権の制限ができる規定もない。できるのはせいぜい「自粛要請」ぐらいだ。
医療機関を応援したいなら、メッセージを送るより、手を洗い、マスクをし、人込みへ出かけないことだ。

治療法としては、今のところ酸素吸入、ステロイドによる炎症の抑制が主な治療のようだ。それでも悪化した場合はECMO等が使用される。ただ、病理解剖の所見等を見てみると肺の血管に多数の血栓ができていることが報告されている。通常の肺炎のように「水(水分)がたまっている、というものとはずいぶん違うらしい。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2523-related-articles/related-articles-485/9766-485r10.html

ワクチンは、いくつかの種類はあるが、報告されている副反応は「アレルギー・アナフィラキシー」のようだ。エピネフリン注射で(いまのところ)数例あった副反応はすべて回復しているという。ただし、これは欧米で使われ始めたmRNAワクチン(ファイザー&ビオンテック、モデルナ)とウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ)に関するもののようだ。
ロシアのSputnik-Vもウイルスベクター型のワクチンだと公表されている。日本の塩野義は遺伝子組み換えで作ったタンパク質、中国のワクチンは弱毒化ワクチンらしい。
ウイルス変異の情報を見ているとスパイクタンパク質(感染を引き起こす主役)の変化があるので、体内で生成される抗体がスパイクタンパク質などと「合わない」と効かないことになりそうだ。

そういうことを見た上で、マスクをして、手を洗って、人込みにはなるべく近づかないでおとなしくしてるのが最善ではなかろーか。

■政府、今夕にコロナ対策本部=新規入国拒否「先手で対応」―菅首相
(時事通信社 - 12月28日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6359364
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年12月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031