今日のドローイングのストロークは昨日と同じく西東三鬼。
「中年や 遠くみのれる 夜の桃」
の中七音「とおくみのれる」。
三鬼の自句自解に依れば、中年となった男の夜に遠くの木の枝に成った瑞瑞しい桃が想起される、とある。まるで説明になっていない?まあしかし、言いたいことは曖昧ながら痛い程によく解る(気がする、中年を通って来た爺さんとして)(笑)。中年の悲哀であるなあ。過ぎ去った瑞瑞しい果実の如き青春の日々、の謂いであろうか。それとも若い女に恋でもしたか?(笑)
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昨夜、読みかけだった「キマイラ23 魔宮変」をちょっとずつ読んでいたら、宇名月典善と真壁雲斎が始めちゃったんである、命のやり取りを。面白くなり残り半分を一気に読了。ストーリーはちいとも進んでいないが、いよいよ物語は佳境に入った(否、既に前々巻からか)。そこで「続く」だ。また一年(以上?)待たされるのだ…。まあいいや、10月15日に同じく夢枕獏の「新・餓狼伝」の新刊が出るし(笑)。
ま、そんな訳で「本が読めない状態」から脱出出来た。そこでロラン・バルト「表徴の帝国」を(訳者解説入れて230ページほどの薄い文庫本だが)を半分まで読んで疲れたので、同じく読みかけのローレンス・ブロック マット・スカダー14「皆殺し」を読み始めた。気付けば深夜(つうか未明)3時。慌てて就寝。
起きたら6時半、まだ寝足りない。朝の薬を飲んでまた寝台へ。今度は10時に起きた。人心地着いてドローイング。
「表徴の帝国」やら多々ある読みかけの本やらは読了した本から順に感想を書いて行きます。期待しないでお待ちください(笑)。
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