「ＨＧ 1/24 零子戦闘機・無限（天宮さくら機）」を作ってみた

ＴＶアニメ「新サクラ大戦 the Animation」が４月から全１２話で終了しました。
昨年発売されたゲーム「新サクラ大戦」のアニメ化なのですがゲームのアニメ化というのは非常に難しいものですが今回はゲームの１年後という設定でオリジナルキャラクターを登場させて新たなストーリーを展開させていました。
おそらくゲームでは新人だったであろう主人公天宮さくらが成長して新生帝国華撃団を任されるまでになっていてそこに保護されたモスクワ華撃団の生き残りの少女クラーラをめぐる物語になっています。 彼女を狙う謎の敵の正体は実はモスクワ華撃団の隊長カミンスキーで降魔人間の力を利用しようと画策しておりクラーラとその姉レイラは実は降魔人間だったのです。
最後は怪物と化したカミンスキーと全力で戦う華撃団。ピンチに陥るさくらの元へさくらが家族として接していたクラーラが新型の天神で駆けつける。天神のデザイン見た時にいかにも合体しそうなメカ！と思ったらなんと最後には本当にさくらの乗る桜武と合体してカミンスキーを倒すというまさにロボットアニメの燃える展開の大団円となっていました。
そしてラストは花組の隊員となって舞台にデビューするクラーラの姿で締めくくられるというオリジナルのエピソードをきれいにまとめた良いアニメになっていました。
はっきり言って「新サクラ大戦」にはいろいろとデザイン面で問題はあると思います。主人公の天宮さくらはそれほどでもないですがやはりキャラクターデザインを担当している久保帯人の描く女性キャラは絵的に魅力的じゃない！これは前作の藤島康介との大きな違いだと思います。だからか今回のＴＶアニメ版のオリジナルキャラクターであるクラーラはすごくかわいいと思います(笑)。


ということでその最終回が放送された日にバンダイのプラモ「ＨＧ 零子戦闘機・無限（天宮さくら機）」を買ってきました。これに関しては４月に「ＨＧ零子甲冑・光武改（真宮寺さくら機）」を買った時にアニメも始まるし６月にはこれを買おうと決めていましたので。


「ＨＧ　1/24 零子戦闘機・無限（天宮さくら機）」
普通のＨＧガンプラよりもひとまわり大きく深い箱に入っています。
以前の「サクラ大戦」では華撃団の登場する人型メカは「零子甲冑」と呼ばれていましたが今回は「零子戦闘機」と呼ばれています。


組み立て説明書はカラーページが多いです。


以前の光武改の時もそうでしたが、プラモを組むに当たってはまず搭乗者の天宮さくらのフィギュアを塗装することから始めました。
説明書に沿って組み立てをコクピット周辺から始めていくので塗装する気ならまずここから始めなければならないのですよ。


完成した「零子戦闘機・無限」です。


一部金色の部分をシールにしてありますがほとんどはパーツ分割による色分けで再現されています。細かい部分までパーツを分けてきっちりと立体化されていますね。ほんと良く出来ていると思います。
光武・改はカメラ・アイがレールで左右にスライドしましたが今回は中央に固定されています。
可動に関しては以前の光武・改の時にはなかった関節の引き出しシステムが搭載されています。っていうかそうしなければろくに動かないということなんでしょうね(笑)。


腕の可動は肘を引き出して曲げるようになっています。肩の付け根は可動しますが肩アーマーが干渉するのでそれほど広くは動きません。


脚の可動も膝は引き出し式で曲げるようになっていますがある程度までしか曲がりません。脚の付け根も広くは開きません。まあこのデザインですからねえ。
胴体は回転する様になっています。


コクピット部分はハッチが開き、顔の部分が下に下がります。中にパイロットスーツの天宮さくらが載っています。以前の「サクラ大戦」とはデザインが違っていて今回はスカートになっているんですね。これもやっぱり前作の方が良かったな・・・


武装としては「太刀」が付属しており、ちゃんと鞘に納めることができ腰アーマーにマウントする様になっています。この太刀だけは色分けもされておらずシールも鍔の部分にしかないのでがんばって塗装しました。



ということでアクションを。


時代を越えて零子甲冑・光武改と零子戦闘機・無限の揃い踏みです。ただねえこれがサイズが違うんですよねえ。


コクピット内の天宮さくらと真宮寺さくらを比べればわかるのですが零子甲冑・光武改は１／２０スケールなのに今回の零子戦闘機・無限は１／２４スケールになっているんですよね。できれば統一して欲しかったところです。
アニメでは途中でさくらの乗る無限は大破して試製桜武に乗って戦い最後はクラーラの乗る天神と合体しました。ぜひこのシリーズで合体できる試製桜武と天神を発売して欲しいものです。