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2020年05月09日21:55

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レオたんの話

はい、こちら、友人が買った「逆さになった青いハートのネックレス」を見せてもらい、「可愛い尻のネックレスだね」と声をかけた葉桜です。

尻呼ばわりしたときは笑っていたのに、「青い尻だから、蒙古斑だね」と言ったら怒られました。
怒りのゾーンが分からん…。


そのネックレスの持ち主の名はレオたんというのだが、前回に続いてまたレオたんの話を聞いていただきたい。

『レオたんの怖い話』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975569772&owner_id=16919268


レオたんは純日本人であるが緊張すると何故か中国人なまりになる。

レオたんと知り合って間もない頃、人見知りなレオたんはしょっちゅう「はざっちー、イマ何シテター?」と中華風になっていた。

そして酔っ払うとオネエになる。
しばしば酔ったレオたんから「あらアンタ最近どうなの?ごぶさたー?」などと電話が来る。

オネエになるとは言え、レオたんは女性。
おまけに巨乳だ。

貧乳の葉桜からしたら、何食ってどうやって生きたらそんなに育つのか理解ができず、
秘訣が知りたかったがレオたんにその心境を悟られると悔しいので、非常に遠まわしな言い方で「レオたん、すきな食べ物は何?」と尋ねてみたところ「キャベツ」と答えが返ってきた。
焼肉屋に行ったら肉そっちのけで、塩キャベツを爆食しているらしい。
最近「青虫」の異名を襲名したという。

中華風になったり、オネエになったり、青虫になったり、ご多忙なことだ。

しかし、先日「レオたん、最近どう?」と連絡したところ、
「某YouTuberと喧嘩してた」と返事が返ってきたので、案外暇なのかもしれない。


レオたんは怪談話が好きだ。
そして怪談話をして怖がる私を見るのはもっと好きだ。
前回書いた話も「はざっちー、怖い話してあげる!」と嬉々として聞かせてくれた。

三十路越えても怖い話が苦手な葉桜に、怖い話を無理やり聞かせ、「こういう話すると霊が寄ってくるんだよね…」ととどめを刺すのが彼女のやり口である。



だいたい電話をしていて、レオたんが怖い話を始めだし、私はそれに「ぎゃー」だの「ぴー!」だの叫んで嫌がっていたのだが、たまたま『霊は性的なものを嫌がるので、エロい話をしていれば霊は寄ってこない』という情報を耳にした。

それ以降、酔ったレオたんがオネエ言葉で怖い話をしてくると
「おっぱい!おっぱい!おっぱい!!」と言いながら対抗するという手段をとっている。
もし電話を盗聴されたら、犯人のほうがノイローゼになりそうな光景だ。
片やオネエ。片やおっぱい連呼。



あと、レオたんには特技がある。
超能力があるのだ。

超能力といっても、物を宙に浮かせることができるだとか、テレポーテーションができるとか、そんな派手なものではない。


レオたんは「履いているパンツの色を当てる」のが得意だ。
もともと友達同士で話していて、「ねぇねぇ、何色のパンツ履いてんの〜?」とふざけて言い出したのが始まりだったのだが、レオたんがなかなかの的中率をたたき出すので一同騒然となった。

レオたんは最近IT企業に転職したのだが、せっかくの超能力を持っているのに、IT企業になんて就職している場合ではない、とみんなでその転職に反対したのだが、「そもそも相手の履いているパンツの色を当てる能力が役に立つ仕事などない」と論破されてしまった。
そうだろうか…。ワコールやトリンプあたりが喜んで採用してくれるのではないだろうか…。

ちなみにレオたんは「相手の好きな色を把握し、その人の手持ちの下着の枚数をある程度予測できたら当てることができるので、透視というより統計学として当てているんだよ」と情熱大陸さながらに語っていたが、残念ながらかっこよくはなかった。

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