わなたべまさこ先生

91歳の現役漫画家・わたなべまさこ氏の新作、週刊連載開始　デビュー67年“つらい”は「一度もない」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6045769
ただただすごい！
新作が描けるってことは頭もクリアで目も手の動きも衰えがないってことなんだよね、９１歳で。

　還暦近い私が小学生の頃には、もう大作家だった（当時の少女漫画家は１０代デビューが当たり前だったし、結婚引退という人も多かった）「ガラスの城」を乏しい小遣いでコミックス買ったものでした。今読むと、そりゃツッコミどころがあるものの、展開がドラマチックで、アイデアも豊富に詰め込んであって、夢中で読んだなあ。

　でもさ「まんがと生きて」を読んで先生の半世紀を知ると、苦労だって多かったんだなと思う。美術教師になったご主人がその仕事がどうしても合わなくて荒れる夫に、「辞めちゃいなさい」（当時は、夫が妻を養うのが当たり前、妻は家庭内で夫の世話をするのが当たり前だった時代に）と啖呵切って、で、生活のためにイラストの仕事をして、教科書の挿絵からストリップのポスターまで描いたって。漫画を描き始めたのも、絵だけじゃなく物語のあるものを描きたいという気持ちもあったんだろうけれど、大難産の出産だったのに、産後一週間もしないうちに、原稿描いたり、大変だったんだなあ、と思ったんだけど。
　それでも、「つらいが一度もない」って言えるって、すごいなあ。強くて前向きな人なんだろうなあ、だからこそ、ずっと現役で描き続けられたんだろうなあ。