とろとろ日記１０３「選良焼く者」

「高級食パン」に「萌え断」　空前の食パンブームが起きたビジネス的“必然”に迫る
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=6043821

「食パンの魅力は何といっても味の多様性だな」
「何言ってんの？食パンはどこを切っても同じ味だろ！」
「いやいや、2枚目と３枚目じゃ味わいがまったく別物だからな」
「変わんねえよ！」

日本の暗鬱その１１

２０５０年の日本の暗鬱たる未来予想図が示された森嶋通夫さんの「なぜ日本は没落するか」を読んでいる。残念なことに大意は「貧しい教育に育てられた国民と意思や能力の低い政治屋とイノベーションを起こせない経済人しかいない落ちぶれた国体」という悲観的な筋立てである。その例証のひとつは日英の政治家の資質に関する指摘だ。英国の政治家は選ばれたエリートで大学で哲学と政治学と経済学をしっかり勉強した人が多いらしい。自分でもしっかり立案ができるし専門家の意見も理解する能力がある。一方の日本の政治家は「地盤・看板・かばん」しか持ってない連中が大半だ。政策の理非の判断能力がないし、適否を判断する器量もない。あるのは取り巻きと地盤に対する気配りだけ。それだけでも大きな差がつくという。本で予想されているのはまだ３０年先の世界だが今回のコロナ禍によってきっちり３０年前倒しでその予想がぴったり当たってしまっているという今朝のこの暗鬱。