コロナ感染者の友人のリアルな声

投稿するか迷ったのですが、他人事だと思って欲しくないので載せますね。

2人暮らしをしている母、
もともと喘息持ちで、他の条件的にももしコロナに掛かった場合重症化のリスクがかなり高かったのですが、まさかまさか、本当に掛かってしまい、そして重症化しました。

母が3週間ほど前に熱を出し、その1週間後に私も発熱。

時節柄、むやみに病院に行くのも行けないと思い、母は市販の解熱剤で、私は薬を飲まずに熱が下がりましたが、母の倦怠感や頭痛、微熱、咳、息苦しさ、食欲不振は一向に改善されず、体力を奪われる一方。
それでも何とか栄養は摂らなくてはと、数日は共倒れの中、私も這うようにご飯を作っていましたが母はほとんど喉を通らない状態。

すぐにでも保健所に相談しようと言ったのですが、日曜だし明日にする、とのことで様子を見ていたら、深夜に呼吸困難が悪化した為救急車を呼びました。

私も付き添いの為同乗。
冷たい雨が降りしきる中、救急隊の方たちが頑張って見つけてくれて、8軒目の病院に。
それでも、診察の為だけで、入院先が見つかるまでは数時間はかかるとの事で、4時間問い合わせてくれたけれど100件以上に断られる。

CTの結果、肺の影の様子からコロナの可能性がかなり高いと。
しかし、他の方も、150件当たってまだ見つからない状況とのこと...

私も待機中は幸い病院には入れてもらえたのですが、私もコロナの可能性が高いので、1人個室に隔離。
その時はふと、このまま母が重症化したら私は本当に1人ぼっちだと気づいて、このまま次に会う時骨だったらどうしよう。心細くて想像したら涙がポロポロ出てきました。

現場の救急救命士、医療関係者の皆様は本当に必死に手を尽くして下さったのですが、
夜が明けても拉致があかず、当初は診察だけの予定を、その病院が個室に受け入れてくれたのです。感謝しかない！

ひとまず受け入れ先が見つかっただけで幸運でした。幸いとても良い病院に恵まれ、手厚い治療と看護のお陰で数日前から酸素マスクも外れ、回復してきているようです。

PCR検査ですが、
母は1回目は陰性でしたが、
2〜3日後、2回目の検査で陽性と出ました。
数回検査するというのは病院の英断ですね。

私もたらい回しに遭いかけ、
先日、ようやく一回検査を受けられましたが昨日電話があり、陰性。
ですが、一回では分からないことを目の当たりにしているのでなかなか信じられません。

まだ咳が出ているので自主的に家からは一歩も出ないようにしています。
勿論、入院初日から一度もお見舞いにも行けない状況です。

一人で一歩も外に出られない私を気遣い、
素晴らしい瞬発力と行動力で、仲の良い友人達が沢山の食糧や救援物資を送ってくれました。
近所に住む幼なじみのご家族も心配して玄関先まで生鮮食品や夕飯のおかずのお裾分けを届けてくれたり。LINEなどで優しい言葉をかけてくれたり。つくづく友人に恵まれているなぁと今度は嬉し涙で胸いっぱいです。
お陰で誰かにばら撒かずに、且つ飢え死にせずに、心温かに過ごせています。

一人暮らしの人は皆そうだと思うけれど、生身の人にここまで誰一人として会わないのは初めて。
誰かに会いたくてたまりませんが、今はとにかく辛抱、我慢です。

今は母も回復してきていて、あと2回陰性が出たら退院できます。
わたしも咳が出るだけでほぼ元気にしていて、ベランダ菜園の様子を見たり、断捨離をしたり、踊ったり弾いたり歌ったり、本を読んだり、オンラインレッスンを開講したり、受けたりしています。

医療現場のあの様子を見たら、本当に、家にいられる方は出ないで欲しいと思います。
スーパーやなどもなるべく混雑していない所へ。

こうして毎日必死に尽力して下さっている医療現場、救急救命士の皆様には頭が上がりません。
他にも通運業の皆様、郵便局やスーパー、コンビニ、薬局の従業員の皆様、清掃業者、マンションの管理人さん...

そして助けてくれた大切な友人達に、心から感謝します。
1人だけど、1人じゃないですね。

どうしてもテレワークできない方もいらっしゃるかと思いますが、どうか他人事だと思わず、
気をつけてお過ごし下さいね。

家や身体を整えつつ、これからの自分に出来る事を探りながら、皆様の健康を祈るばかりです。
そして重症者の方の1人でも多くの命が助かりますように。

早く散歩がしたいですが当分ベランダ菜園で我慢。パクチーと藤の花が元気です。
あとはカムバック味覚嗅覚。大好きなパクチーでさえまだわかりません。悲しい。
断捨離も良いもんですね。隠れたお宝が出てくる。復読したい本が色々と。
そんな今、身体の色んな部分とお話したり、何故だか急に壁一面に絵を描きたい衝動と闘ってる。
生きるぞ。