東京の住宅街のご町内で
おじさんまたはおばさんが雪降る中
ひとり雪かきをしている。
明日の朝、路面が固く凍って滑って転ばないように
自家用車がスムーズに出せるように
と黙々と雪かきをしているのだが
中には「他の家もやれよっ!」などとぶつぶつ文句言いながら
やっているおじさん、おばさん、お爺さん、お婆さんもいるかも知れない。
1. だが東京の雪は、いま雪降る中おじさんおばさんが街中でひとり雪かきをしても
翌朝までにはまたうっすら積もってしまってそれが凍って結局滑って危ない。
2. もしくは東京の雪は、雪かきなどしなくても翌朝から快晴となって
もう道路は黒々とアスファルトの表面をむき出しており
雪かきなど最初から必要なかったのだ。
という2通りの結末を迎えるのがオチである。
翌朝のことを考えてというのは念頭にあるにはある。
だがその大義名分より
雪降る中ひとり街中でやる雪かき
ああ面倒くさいと思いながらも少しそれとは裏腹に
子供が砂遊びをするように
密かに大好きでやりたくてやりたくてうずうずして
我慢出来なくなり待ってました!と嬉々としてやり始めるのである。
東京のひとり雪かきをしているおじさん、おばさんは、
「ああやれやれしんどい。あんたもたまには手伝いなさいよ」
などと家人にぶーたれながらも
持病の腰痛はしばし忘れて
実は雪かきそのものの行為が楽しくて楽しくてしょうがないのだ。
『楽しい!』程度の雪しか降らないのだから。
■関東 雪ピーク 都心1cm積雪 3月下旬32年ぶり
(日本気象協会 - 03月29日 12:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=6026614
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