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2020年02月24日22:06

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石鎚山のこと

私の故郷は、大雑把に言えば南に石鎚山、北に瀬戸内海を臨む地…正確には東明石山と燧灘(ひうちなだ)なんだけれど、よっぽどの地元民でないと伝わらないので…別子銅山のふもとにある。

西日本最高峰の石鎚山。こちらでは、石鉄山と言う方が古い人には一般的。鎚は古来の武器でもあり、剣という説もあるけれど、当て字で、いしづち、の「ち」は「霊」を表す。つまり、石の霊。古来の山岳信仰で山を神と崇めたことに由来する。

石と言えば、宝としては翡翠がよく知られているけれど、こちらではあいにく翡翠が出たという話は聞いたことがない。別子銅山だけあって、銅はたくさん出るんだけれど。

今は亡き義父が石が好きで、親父の出身地(新宮)のお隣、山城町のラピス大歩危(徳島の天然記念物:レキ質片岩や世界各国の青石・宝石の原石の展示がある)や、九州の耶馬渓へ紅葉を見に行った時には佐田京石といって、祭祀遺跡とも古来の鳥居の原型とも言われている場所までわざわざ車を走らせたり(霊感?のない私には何も感じられませんでした)、地元の文化財・上黒岩遺跡で黒曜石の矢じりを見に行ったり…あれ?石鎚山とずいぶん話がそれたね。

で、石鎚山へは、何度も登ったことはあるし、おふくろが石鎚神社の氏子なので(私は地元の一宮神社の方が親しい)参拝することもあるけれど、岩山という印象はあまりない。普通の山…。

そもそも、石という文字は上が崖、下の口は「さい」といって祝祷を収める器を表す。確かに石には、現世とあの世を結ぶものと古来から言われているし、人が石になるといった伝承もあるから、神聖なものというイメージもある。義父が集めていたのは、どこにでもあるような石、唯一、別格に扱っていたのはモルダバイトという原石で高いから触るなと帰省のたびに言われてた(笑)くらいだったけれど、それ以外は義母(健在)にはゴミ扱いされていたような(^^;

そんな義父の影響もあってか、旅先では自分の土産にその土地の小石を拾ってきてプランターに。

と、地元が誇る石鎚山のちょっとした小ネタでした?
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