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2020年01月22日07:09

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埼玉愛犬家連続殺人事件がモデルの『冷たい熱帯魚』見た。

以前からこの映画見たかったので、動画サービスサイトで見つけて即鑑賞。

映画は実際の埼玉愛犬家連続殺人事件をモデルにしているため、非常に恐ろしい内容ですが、実際の事件は更に恐ろしいため、これが大したことなく感じてしまいます。

埼玉愛犬家連続殺人事件

埼玉愛犬家連続殺人事件

実際の事件をモデルにした非常に恐ろしい映画では、女子高生コンクリート詰め拉致監禁リンチ殺人事件の『コンクリート』がありますが。
こちらは最後まで見られなかったので、そこら辺はやはり最後まで見せる格の違いなのでしょうか。

とは言え、現実にあった話をエンターテイメントに感じさせてしまうのは、やはり良いことではない気がします。
が、同時に実際にあった事件として見れば、私が常々言う。出会う人によって人生が変わってしまうことを、強烈に訴えかけてきます。

犯罪者というものは心の隙間に入り込んで来るものです。
この主人公である社本氏の家庭は、完全に破綻した家族であり、娘が犯した万引きによってつけ入れられます。
関根をモデルにした殺人鬼　村田の性格や口癖は実際に関根のものであり、こうして弱った人に付け入って来るのだと、非常に参考になります。

村田演じるでんでん氏は、この映画のすぐ前に『相棒』で似たような犯罪者を演じているので、凄みがありますね。
あの老人ホームの所長は右京の「いい加減にしなさい」では絶対揺れ動かないよな。

そして、この村田と同じ人間が国会での政党の党首になっており、カルト宗教的に崇められており、総理大臣にさせようとしている。
それが非常に恐ろしいですね。
今崇めている信者たちも、きっと社本氏のように着いていったが最後、後戻りは出来なくなってしまうと言うのに。

そしてこの映画の最後の結末になるべく、信者たちは猛スピードで突き進んでいる。

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