mixiユーザー(id:1536127)

2020年02月04日19:40

128 view

流行

 流行には敏感なすなぎも、巷の声に大いに反応する。仕方ない、車検通すか。数年ぶりとなるコロナの車検となる。まぁ、正確には車庫証明も間に合わないので学校の調整日、つまり唯一の平日休みの日に控えめに予備検査を行ったのである。
 12月の調整日、午前中に東京での用事を済ませて一路松本へ。午後一番、3ラウンドで予約してあったので間に合う様に検査場に向かう。雨の中、師匠に形だけ牽引を依頼したまでは良かったが…何だろうね。どうも牽引の息が合わない。苦労しながら到着。そして発動機が止まる。ん?ヤンヤンヤンヤンヤン…掛からない。まさかガス欠?急ぎ牽引してきたアクティ號で倉庫へ。ガソリン10ℓを持って検査場にとんぼ返り。おお、掛かった。検査ラインに並ぶが、前は大特。普通の車に比べて検査員の点検が異様に長い。ようやく順番が来る。『ハザ〜ド』ねぇよ。『わ、ワイパー、ウォッシャー!』ウォッシャーが右が出ないんだよな。この年式は無くても大丈夫だから物言いが付いたら外そう。何とか合格。そして何故か止まる発動機。どうやっても掛からない。「長く待たされたからカブったかな。」『申し訳なかったですね。大特見るところ多いもんで…』しかし、掛からないものはどうしようもない。検査員に押されて退場するコロナ。『うわ〜コロナや。懐かしいなぁ』と、年配の検査員。再びアクティ號で取って返し、点火栓と工具を持ってくる。焼けは悪くないが日本電装の点火栓は信頼性が極めて低い。全部交換してアイドリングを上げて再びラインへ。先程迄の検査はクリアしたが、計器チェックでランプ類が灯かない。どういう加減か判らないがたまに灯かない時がある。こうなると叩いても駄目なのは良く知っている。『…点きませんね。』「こ、この年式は付かなくても良かったよね(出まかせ)。」『え?あ、43年か、そうですね。じゃぁいいか。』マジか!?やった!そしてラインへ進入する。排ガス検査は控えめにもアイドリングとは言えない回転数により難なくパス。先程の年配検査員に光軸検査で4灯なのでフンドシ貸して貰えるか聞いた所、『ええよ、ワシ付いてってやるわ』との事。『懐かしいなぁ、昔親父が乗っとって中学ん時に良くエンヂンかけさせられたわ。あ、サイドスリップ、ゆ〜くり入って。』そんな事を話しながら光軸検査へ。片方のライトを被っていた帽子で隠してくれる。難なく合格。最終関門の下回り検査である。一度エンヂン止めねばならないので無駄に緊張する。下回り検査中の状況がモニターに映っている。そんなに入念に見なくていいよ。って云うか寧ろ見るな。マフラー付近を随分入念に見ていたが無事終了。エンヂンも無事再始動に成功し予備検査が合格する。何かドッと疲れたな。再び形だけ牽引して帰路につく。しかし、どうも師匠とは牽引の相性が悪い。あと少しで自宅!と云う上り坂で、何でそんなに浅い角度で曲がるかな師匠!ゴガガ!ロープが左前輪に巻き込む。どうすんのこれ?ジャッキを持って来てホイールを外す。革命的努力により巻き込んだロープを外し帰宅。車庫に入れる。さてと、何で始動不良になったんだ?気化器を分解してみる。バラバラになって出て来る加速ポンプ。確か以前オーバーホールした時に「50年近く大丈夫だったんだ、後50年位もつだろ。」と、安易に考えて組んだ部品である。…部品、買ってあったな。序にガスケット類も交換する。…何て素晴らしい始動性だろう。これで何時でも登録出来るぞ。
 そして今日。周囲のコロナ熱も過熱気味になっている事もあり登録に踏み切る。何故か学校に旧車愛好家が多い様で、先日昭和50年頃のクラウンバンが来ていたのも登録する気になった理由でもある。さて、登校前に重量税と自動車税の印紙だけ買っておこうかとやや早めに家を出る。面倒になってそのまま登録する。ありゃ、もう少し待てば1500番だったな。失敗したか。登録してしまったものは仕方ない。そのまま登校する。そして昼休み。他科のクラウンオーナーが話しかけて来る。『鍵開いてるから勝手に見ていいよ。乗るなら鍵刺しとくけど。』10人位集まっている。…結構旧車好き居るんだな。そして放課後。もう一度陸運局に行ってみる。『5ナンバー、今何番?』1500迄にはまだ40台位か。明日か、明後日…駄目だ忙しい。こうして、今流行りのコロナの登録が終了したのであった。
13 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する