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2019年08月28日23:05

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『 ダンス・ウィズ・ミー 』を観てきました。

また、べっちさんと評価が分かれるところがあるけど・・・(笑)

映画の出来は率直に言ってまずまずです。
ちょっと中だるみかなという展開もありますし、期待以上ということはないけれど、でも楽しかった。 期待には応えてくれている出来栄えです。  

ぼくが不満なのは、会社の休み方、壊れた車の修理の預け方、引き取り方、三浦貴大の裏の顔の部分の描き方がちょっと雑かなと思いました。 社会のリアルはきちんと描かないと。
主演の三吉彩花はよくやっていると思います。 パンちら気味の脚線美を含めてきれいです。「 Happy Valley 」のシーンはきれいで華があり、ぼくは好きです。

矢口作品はいつも若手の演者の未熟さを感じてどこか素人くさい。
アミューズやホリプロとかのどこかプロダクションか、どこかテレビ局と提携した方が、もっと芸達者な俳優を使って作品のクオリティは上がったでしょう。
が、オーディションで主役を選び、手作りで面白い作品を作ってやるという矢口監督の矜持・・・クロウト受けよりわかりやすさに徹し、自主映画出身からプロになった・・・を感じるのです。

今ミュージカル映画を作るのは難しいでしょうね。
目指すとすれば、たぶん『 ブルース・ブラザース 』のような人気スターとプロのミュージシャンが本人そのままとかぶる役の映画でしょうが、『 2000 』はうまくいっていない。
『 ラ・ラ・ランド 』は前にも書きましたが、頭で作ってメタ・ミュージカルみたいで、熱を感じずノレませんでした。

本作はトロント、モントリオール、上海、ニューヨークなどで先行上映され、観客賞を受けるなど好評でした。 海外での上映やリメイクの申し出があるそうですが、まんざら盛っているのではなく、そうした普遍的なわかりやすさの作品です。
たぶん外国でのリメイクのほうが音楽やダンスのクオリティは上がると思いますが、日本の普通の子がミュージカルをやるという、なんちゃって感ですが熱のある本作が愛おしいです。

日本のミュージカルのパイオニア宝田明への敬意からのはじまりが嬉しく、「タイムマシンにお願い」で終わる本作。    ぼくは『ラ・ラ・ランド 』よりも親しみやすく、楽しめました。

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