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2019年07月03日15:00

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エロ仕事に困惑

あるとエロい手相? 「エロ線」とは
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=5689335

占いにも手相にも恋愛にも性愛にも基本的に興味がないオレに
なんと、寄りにも寄ってこの線が両手にあるではないか。
ただし、右手の線は一ヵ所が途切れているので
若干は相殺されるのか……。
         ◇
そのかみ新卒の候。
豊島区内の編集プロダクションに在席していた。
オフィスは居住用賃貸マンション2室を使用していた。
プロダクションだけに、仕事内容は多用で
結婚情報誌、リクルート関連雑誌、旅行雑誌から
エロ単行本や、エロ雑誌の編集・制作まで請け負っていた。
自分の担当は、リクルート関連雑誌である。
         ◇
ある夜、スタッフが仮眠所としている和室が
エロ雑誌のグラビアページの撮影所に使われることになった。
「ホテルでも使えよなぁ…」と内心、迷惑に感じつつ
慌ただしく準備するスタッフらの気配を背中に感じながら
原稿執筆に追われていた。     
だが、やがてスタッフらが動揺している様子が伺えた。
どうやら、女性モデルは到着しているものの
絡みの相手役となる男性モデルの到着が遅れているらしい。
やがて、男性モデルの都合が悪くなり
ドタキャンの非常事態となったことが確定したようだ。
スタッフらが慌ただしく対策を話し合う。
その結果、なんとこのプロダクションの男性スタッフを
緊急の代役とすることに決まったようである。
         ◇
やおらエロ担当スタッフが座敷から出てきて
ニヤつきながら、手当たり次第に
「キミ、モデルやってくれないかな」
と、男性スタッフらに声をかけ始める。
だが、みな一様に困惑した様子で拒否。
それもそのはず、日頃から撮影する側にはあっても
撮影される立場にはない制作者サイドにある身であるから
自分が被写体となることには、誰も慣れていない。
このため、まさかとは思うが悪い予感がしてきた。
         ◇
そして、悪い予感は的中した。
次々と断られたエロ担当は、ついにこちらに来てしまった。
デスクに向かって身をすくめ、目立たないようにはしていたのだが
「キミ、頼むよ」と、鉢が回って来てしまったのである。
内心では(これも人生経験のうちで、芸の肥やしにはなるのかも)
などと考えたりもしたが、とはいえ人前であられもない姿を晒し
それを不特定多数の好奇の目に晒される羞恥は、素朴に耐えがたい。
しかもリクルート雑誌の性質上、求人企業の紹介記事や業界情勢
経済情勢など、ビジネスライクで無味乾燥な
堅苦しい原稿執筆を業務としている頭では
到底、エロムードなどとは無縁である。
撮影に当たっては、モデルの緊張感や羞恥心を和らげ
エロ気分を高揚させるために、ワインなどの用意もあるようだが
そもそもエロとは対極の精神状態にある者が
気分の全く乗らない心境で、無理に撮影したところでムードはなく
エロチックな絵にもなるはずがない。
そう考えて、断ることにした。
         ◇
だが、それでも撮影は無事に進行し、終了したのである。
どうやら、取材の現場を知らないレイアウターのお調子者が
まんまと口車に乗せられたらしい………プ(失笑

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