恋　あなた　しだい　　いわいさゆり

恋　あなた　しだい
岩井小百合



この曲　ありふれたアイドルの曲には変わりない。
メロディーも無難で新しさもない。

でも　タイトルが好き。

恋　あなた　しだい

もうすぐ　５５歳を迎える　わたくしですが
こんな年になっても　このような気持ちが変わらずあるとは
いささか！驚きを隠せない。


何度も書いているが、わたしは　アイドルの歌など　２０代
前半で卒業するものだと思っていたのである。


しかし　卒業どころか　以前にもまして　好きになっている。

「妄想は誰にも迷惑をかけない」
「夢を見ずにはいられない」

このポリシーは変わることがなかったのである。

わたしの記憶は　２０歳までで止まっている。
クラスの男子たちに憧れたあの乙女チックな想い。

おんな　だったら　わたしは　絶対に　
　　　　　　　　　　　　婚活などせず　結婚してた。

そして　おそらく　離婚はしなかった。

相方との同居ももう３年まるまる経過。
親の介護なども　ちょこちょこと。
仕事は仕事でこなしている。

「ねえ　もし私が女だったら結婚できたと思う？」

という問いに対して

「うん　思う」と答えた人は多い。

「無理だね」って答えた人はいない。

それはわたしが庶民的であるからだろう。

（蓄膿症など　持病はいろいろあったが）

たとえば　わたしが女で

婚活シートに　私の持病　蓄膿症　鼓膜が悪い
などと書くのは　わたし　しだい　なのだ。

病気持ちの女が好きな男などいるわけがない。
心も体も健康！！！これが結婚の条件である。

うちのおばあちゃんが　蓄膿症を隠してじいちゃんと
結婚したというはなしを父親から聴かされた時
「くそーあのばあさん　俺にまで遺伝した！」と
苦虫を噛んだのだ。

おばあちゃん　→　　父　　→　俺

みごとな蓄膿症の連鎖である。

おまけに母型の遺伝は目下のクマである。

母のおばあちゃん→母→俺　先祖代々なぜか
目の下がやや黒いのである。

しかし　蓄膿症も　目下のクマも　かくそうと思えば隠せる。
結婚にこぎつけるのである。

正直者が損をする　それは今も昔も変わらない。

ばあさんが蓄膿症を隠して　じいさんとお見合いしたと
いう事がそれを証明するあからさまな証拠である。

つまり　人生は　自分次第で　大きく変わるのである。

聞かれない事には答えない。
自分から　私　病気があるんだよね　など言いたくても言わないのがいい。

ゲイを一生とおすのも　女性を体験するのも
どちらも　俺しだい　なのである。

人生は　誰かに操られているから　なんて嘘である。
全部自分がしかけ自分で解決するものである。

１５歳の小百合に　指をさされて　
♪　こいっ　こい　あなた次第！
（来い！来い！　あなた　したい　にもとれるが）

と急き立てられたのがたまらなく素敵。
（ＴＶごしだけど）

ベッドでセクシイポーズで　来い来い言われて
いかない男はへなちょこである。

彼女がいようが　女房がいようが　関係ない。

俺　この　あなた　しだい　という単語が好きなのである。