mixiユーザー(id:7076225)

2019年05月22日21:26

285 view

第18回【緋色のハザード】ゲームブックリプレイ

フォト

※ここより先はゲームブック【緋色のハザード】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
ついに【緋色のハザード】連載も最終回を迎えます。
ここまでの仕込みが生きるとき。和久井さんにワクチンを投与できたことで、何がどう変わったのか。
あとは結末をその目で確認するのみ。
それでは、どうぞ。


●アタック11-4 キミの勇者
フォト

ホテルから目的地まで、ゾンビたちから逃れながら向かう。バスやタクシーは使わず自らの足で走った。

国立防疫研究所には、関係者が勢ぞろいしていた。
更科博士、緒方警部、鷹野記者、赤城会長、銃砲店長、そして俺。

そこで更科博士から今回の事件のあらましが語られる。

ウイルスの研究に没頭していたこと、和久井さんの事故がきっかけで良心の呵責に苛まれたこと。そして現状打破のため、世界に情報を発信する覚悟を決めたこと。

そこで俺が、それを密かに阻止しようとしている黒幕が銃砲店長であることを暴いた。
緒方警部が店長を射殺。
情報を世界中に発信したことで、事態は沈静の方向に向かうかと思われた。

しかし黒幕が待機させていた特殊部隊が培養槽の怪物を解き放ってしまったために、事態はさらに急変。外の部隊を全滅させた怪物は、この部屋に突撃をかましてきたのだ。

緒方警部が殺され、赤城会長が殺された。鷹野記者も殺された。
そこでワクチンが残っているか尋ねられる。
もちろんワクチンは和久井さんに使った。手元にはない。
さあ、前と同じ手は使えないぞ。どうしたらいい。どうなってしまうのか。
フォト

そのときだ。
まさにその和久井さんがチェーンソーを持って駆けつけ、怪物を一刀両断ぶった切ったのだ。なんて勇ましい。

そしてここで選択肢が出る。
和久井さんを信頼するか、危険と見て殺すか、だ。
だが、俺は他の選択肢を知っている。
ワクチンを投与している和久井さんの場合、ここから別のパラグラフジャンプに飛べるのだ。

俺は迷わず飛んだ。
そこには、チェーンソーを振るって俺の背後に忍び寄っていた別の怪物を両断する和久井さんの勇姿があった。完全に主役取られてる感じだ。

こうして俺たちは危機を脱した。

更科博士がワクチンを増産し、俺たちはゾンビを倒して回った。これがゾンビシューティング系のゲームなら、ここからが本編といったところだ。
そしてやがて、ゾンビは駆逐され、助かる人にはワクチンを配ることもできた。
これらが終わり、ようやく一息つくことができたのだった。


●アタック11-5 生還者

俺は、生還することができた。
感染の拡大も阻止できた。
和久井さんも救った。
緒方警部をはじめ味のあるサブキャラたちが軒並み死んでしまったのは残念だったが。

最後に感想を求められる。
怖くて恐ろしかったか、まだまだ血が見たりないと思ったか、だ。

ここは素直に前者を選択しよう。

すると、和久井さんにプロポーズするエンディングであった。
おそらくこれが、いわゆるノーマルエンドというやつだろう。

ちなみに血が見たりないを選ぶと、これまでの事件を通して自分の殺戮衝動に気付いてしまった俺が、殺人鬼となり果てる結末になっていた。

ともかく、これでひとまず納得のいく結末を迎えることはできた。

クリア! おめでとう!!
フォト

次回は少し感想などを。

■登場人物
和久井 出番の少ないヒロイン枠。ワクチン投与で勇者にクラスチェンジ。
更科博士 ゾンビ化ウイルスに関わっている極東大学附属病院の医師。
鷹野記者 緋川タイムズ新聞社の敏腕っぽい記者。
銃砲店店主 もと狩猟の会会長。事件の黒幕。
緒方警部 はみだし警部。独自に真相を追っている。もっとはみだせ。
赤城会長 製薬会社の会長。ワクチン流通に関わっているようだ。
俺 俺11号が真のエンディングを目指す。


ゲームブックリプレイ【緋色のハザード】目次
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971311365&owner_id=7076225

次へ
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971621817&owner_id=7076225



4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する