威力絶大になったネットで無制限公開するべきではない

官報に載ってるとは言うけど、裁判所と同じでいちいち見に行かない。
自分も破産者を雇っているのもあるが、ある年度から前はネットに
アーカイブされないなら
載せきらない古い人は逃げ得になる。

破産するというのは甘えや逃げもあるが、時代環境という部分もあり、
1990年代はチャレンジしてもある程度立ち直れたのに2000年代は
チャレンジした結果破産し、再起は無理とか、
仕方ない部分もある。

起業者や経営者はそんな系統が多いけれど

単純に自分に甘い人間で安易に借金してしまう人もいる。
この辺は性格かもしれないし教育かもしれない。

そういう事情を一切勘案しないで官報を興味本位で見れる
ネットに転載するのは非常に危険なことではないかと思う。

もっと昔、10年くらい前なら携帯ネットが低速だったのであまり問題にならなかったろう。
今はスマホ高容量パケットで歩くPCを相当な馬鹿が持ち歩いている。
子供だって持ち歩いている。

全部さらし者になるのはいかがかと思う。

怖くて誰も経営をしないとか、経営者が徹底的に自己保身に走って
身代わりを立てたり、社員の税金を払わなかったり、
なんとか人にかぶせて自分だけは自己破産から逃げる
とかそういう経営者であふれるセミグロスブラックな世の中になってしまうかもしれない。
官報に載るということは、今は融資の際の
”官報に載らないことによる”という条件のために存在しているようなもので
官報その物をわざわざ見に行くやつがいないからまださらし者になっても
ダメージが少ない。

再チャレンジ国家の国策にも反するから、できるからと言って
なんでもネットに転載していると、あとで大変なことになると思う。

ネット告げ口はとにかく言ったもんがちで立場の弱い人はどうやっても
袋叩きになる。
目立たないで他人陥れたほうが得、な世の中のほうがいい、という人はいいけど
そんな窮屈な世にしないでほしい。

自殺物件サイトも閉鎖に追い込まれるかもしれない。



■「破産者マップ」が物議　官報もとに破産者を地図上に表示、集団訴訟の動きも
(BIGLOBEニュース - 03月18日 13:29)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5543068