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2018年10月15日12:50

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地震の所為かも

地震後はじめて増毛へ行く。

国道231号、通称オロロンラインを走る。

オロロンライン沿いの建物は明るい青緑の屋根とクリーム色の壁の建物が多く、中には以前古びた板壁だった家がクリーム色のサイディング壁になり、屋根も青緑に塗り替えた家まで出てきた。

この色の組み合わせを我が家ではオロロンカラーと名付けており、青い海をバックにするとひじょうに映えて見える。

地中海のサントリーニ島の建物は群青の屋根と白壁で統一されているが、あんな風に統一できたら綺麗だろうなとは思うがとても無理な話ではある。

そういえば我が家の物置も昔塗り替えたのだが、期せずしてオロロンカラーとなっていた。

日曜日であったから「居酒屋 鮨 忠」は混んでいた。
およそ一時間待って鮨にありつけた。

食べ終えて増毛を出発し旭川に向かう。
4時頃東神楽町の「こぐまラーメン」に到着し、早めの夕食を摂る。

東川町のコンビニに寄ったらおびただしい数のムクドリが電線に留まっていた。
およそ200から300羽はいただろうか。
渡りをするために集まっているのだろうか。

いつも車中泊する「大雪游水公園」へ行くと仙台ナンバーのキャラバンがいて、発電機を回しながら一人用らしき小型の全自動洗濯機で洗濯をしていた。
こんな物を持ち歩いている人を初めて見た。
コインランドリー使うほうが楽だと思うが。

4ナンバーで後部に棚を作って生活道具をたくさん積んでいた。
リタイア後、仕事で使っていた車で旅をしているのだろうか。
発電機の他に屋根にソーラーパネルを積んでいるから電気には不自由しないようだ。


「大雪游水公園」には水がなかった。
元々が大雪山から流れ出た冷たい水を水田に使うために太陽で温める目的で作られた池であるから稲を刈り終えた後は必要がなくなるのだが、それにしても昨年まではこの時期でも水が枯れていた記憶がない。

車の中で酒を飲みつつ、持ってきたビデオを見る。

ひさしぶりに「JIN-仁-」を見たら面白くてやめられなくなってしまう。
現代の医者がタイムスリップして幕末の江戸時代に行ってしまうわけだが、この文久という時代は155年ほど昔の事で、若い頃は100年前なんて遥か遠い過去だと感じていたが、
今自分が67年も生きてきて思うことは

「全然大した昔ではないなあ。」

ということ。

翌朝東川町を散歩。
東川町は綺麗な町である。
緑が多い。

移住してくる人が多いらしい。
自然に囲まれていて野生動物もたくさんいるが、30分も車で走れば旭川の中心街に行ける。
田舎ではあるが都会の便利さも感受できる美味しい場所にある。

最近は小洒落た古着屋や喫茶店なんかもできている。

いつも行く公園にあるフローティング クーゲルという地球みたいな模様の水圧で浮上回転している御影石の球体は震災による節電の影響で回転していなかった。
どうもポンプで水を送っていたらしい。

「大雪游水公園」の水が無かった理由も、もしかしたら節電の影響なのかも。


帰りにもう一度増毛の「居酒屋 鮨 忠」に寄ったら、ちょうど暖簾を掲げていた店員が

「昨日も来てましたね。」

と言うので


「ここの鮨、美味しいからねえ。」

と言ったら、なんだか出てきた鮨がいつもより数が多かった。
気分を良くしてサービスしてくれたのだと思う。

家に帰ってきて一寝入りして起きたら、純子がWOWOWで撮っておいた小日向文世主演の「サバイバルファミリー」を見ていた。

太陽フレアーの影響で電気というものが無い世界になってしまって、ありとあらゆる電気を使用する物が使えなくなってしまう。
車もエンジンがかからないから物資の輸送ができない。
ディーゼルエンジンだったら起動さえできればなんとかなりそうだが、今の車は手動でクランク回すことができないから駄目か。

ちょうど今回の地震での停電で起こった事と同じなのだが、致命的なのは運送手段が無いので自衛隊も救援活動ができないということ。
そのために店の品物の略奪なども起こってしまう。

日本で災害時に略奪などが起こらないというのは、今までの経験で必ず救援があるはずと思っているからだ。
日本は災害に慣れているからね。
これが何週間も救援の手が届かない、電気が無いために何の情報も入って来ないとなれば、やはりこの映画のような状況になるかもしれない。

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