怪作、なのかなー？

日曜日の午後は「ウルフガイ 燃えろ狼男」のBDを観ました。日本ではDVDも出ていない作品なので、視聴したのは北米盤です。
平井和正のアダルト・ウルフガイ シリーズが原作で、主演はサニー千葉こと千葉真一。やっぱり千葉ちゃんはアメリカで人気あるんですねー。

画質は普通、というかあまりよくありませんが、逆に70年代っぽい感じもします。
原作ファンの自分からすれば、原作者の平井和正が15分で試写室を出て、怒って帰った気持ちもよく分かります。いかにもな東映的エログロバイオレンスな描写が多いですし。でもアクションは所々スゴくって、さすが千葉ちゃんやでー、という感じでした。日本でソフトが出ない理由も分かるような気が。

このソフトには特典映像として、監督とプロデューサー、千葉真一のインタビューが収録されていて、そちらが大変面白かったです。
監督もプロデューサーも原作は全く知らなかったけど、とにかく今人気があるんだから、と言われて作ったとか、とりあえず漫画を読んでみたけどよく分からなかったとか、原作へのリスペクトまるで無し。読んだ漫画って「ウルフガイ 」（坂口尚）だから少年犬神明だよアダルト犬神明じゃないよ！と突っ込んでみたり。結局、三人ともこの映画への思い入れは無い、というのは伝わってきました。ハイ。