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2018年08月14日20:53

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「疎開を許されたのは子どもやお年寄り,妊婦らだけだった」

 そんなこと,そんな「防空法」なんてものがあったなんて知りませんでした。
 子どもは避難させてもいいが,おまえたち大人は焼夷弾と戦えということです。今日の中日新聞の社説で知りました。「国家は国民を守るのか」という表題です。

「バケツ五,六杯で消せる」「焼夷弾は手でつかめる」とは,なんということでしょう。そんな理屈は命令を下すほうだって信じてはいなかったはずです。無茶な命令だと分かっていても従わざるを得ない,一般国民の無念はいかばかりだったでしょうか。
 国家権力って怖いな,と。ここまでの思いはしょせん対岸の火事でした。しかし,思いは最近あった事件につながりました。
 悪質タックルをせざるを得なかった日大の選手は「無茶な命令」だと分かってもそれを拒否することはできませんでした。ボクシング連盟もそうです。大本営「山根」の指令は末端まで行き届き,反抗するなんて考えにも及ばなかったようです。これでは「防空法」といっしょです。上意下達で上意には絶対服従です。日本人はつくづくお上には弱いんだな,と思わざるを得ません。
 これは日本人の習性だ,と言ったら非科学的です。しかし,そんなバカなと笑って否定しきれない部分もあります。うかうかしていられません。
「バケツ五,六杯で消せる」「焼夷弾は手でつかめる」と指令される時代が再び来るかもしれません。しかも,そう遠くない未来に。

<以下引用>
 法改正で国民はB29が到来する前に安全な田舎に疎開できなくなった。疎開を許されたのは,子どもやお年寄り,妊婦らだけだった。国民は都市からの退居を法で禁じられていたのだ。
 応急消化の義務を国民に負わせていたからである。爆弾が落ちてきたら,その火を消せ。バケツリレーと砂で・・・。
  「国民が死んでも・・・」
 「バケツ五,六杯で消せる」「焼夷弾は手でつかめる」
<以上引用>
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