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2018年03月17日04:48

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森友文書書き換え問題の真相は?(転載)

森友文書の書き換え問題。誰がどういう目的で、決裁済みの文書の書き換えというあってはならないことを敢えてしたのか。財務省の官僚が省益を守るためにやったのか、政治家からの指示があったのか。全容の解明にはまだ時間がかかりそうですが、本件につき政治家・有識者が書いたコメントを紹介します。

■参議院議員・和田政宗氏(元NHK職員)

●3月12日のFBポスト
 決裁文書の書き換え状況についての財務省の報告全文を読むと、何でこんなことをする必要があったのかと唖然とする。
 佐川理財局長(当時)の答弁で、見積もり合わせをしているのに「していない」と答えた件などで理財局の官僚が慌てて書き換えたようだが、間違った答弁をしたなら後で訂正して謝ればよい。
その他については、すでに答弁や報道で明らかになっているもので、何で削ったのかが全くわからない。
 官邸は、政治サイドには交渉過程を含めやましいことは何もないので、財務省に「洗いざらい出せ」と命じ、これだけの報告の分量になった。
 朝日新聞が証拠の画像を見せなかったのは、検察リークの場合、検察官が捜査情報を漏洩した罪に問われることを危惧したのではなかろうか。
 その他の理由があるのかもしれないが、朝日新聞が証拠を提示してないので不明である。

●3月13日のFBポスト
<ポスト1>
 (略)調書は別添扱いで、売買契約書本体に作用を及ぼすものではなく法的に問題は無い、書き換えも問題無いと甘く考えていたか。調書があまりに詳しすぎるのも通常ではありえない。籠池氏側が脅しに近い交渉をしたことを近畿財務局側が詳細に記すことで自己防衛をしようとしたか。それを本省が削除してしまったのだから元も子もない。
 昭恵夫人の記述は、籠池氏側が勝手に言っていることを記載しているだけで、すでに報道されているものと同様。一部メディアは何とか昭恵夫人と絡めたいようだがそれは無理筋。
 報道ステーションで後藤謙次氏が「理財局の一職員がやったとは思えない」と述べているが、根拠は何か。根拠に基づいた批判は甘んじて受け、改善するが、印象論だけでは対処のしようがない。

<ポスト2>
 今回の調書書き換えは、添付文書扱いでも、あってはならないことと私は認識している。だが、詳細に経緯が記されている書き換え前の調書が明らかになったことで、昭恵夫人の関与も全くないことが判明したと認識している。新聞は「昭恵夫人の名が削除された」と大騒ぎしているが、そのまま開示されても全く問題ないものである。なお、調書には、森友学園側が「夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と発言したことが記されているが、
籠池氏は証人喚問で、夫人から『いい田んぼができそうですね』と言われたと述べている。籠池氏の発言はどれが正しいのか、全く夫人の発言がないのにそう言っているのか、様々な疑問が湧く。

<ポスト3>
 (略)安倍首相夫人のことを「安部首相夫人」と誤記。その他にも森友学園への過去の来訪者の記述で、上西小百合氏を「上田小百合」氏と誤記。添付文書とはいえ、こんな扱いはあり得ない。だから安易に書き換えたのだろうか。あってはならないことと認識している。

■参議院議員・松川るい氏(元外務官僚)

●3月13日のFBポスト

 (略)決裁後の文書を書き換えるというのはありえないことであり、さらにそれを国会に提出したということは言語同断です。「省庁の中の省庁」と言われる財務省がこんなことをしたとは、官僚出身の自分としてもショックです。どうしてその様な挙に出たのか明らかにしなければならないと思います。
 ただ、何より不思議なのは、なぜ修正する必要があったのか。すべての修正箇所を見ましたが、別に隠す必要のある内容は一つもなかったように思います。昭惠夫人の名前は、籠池さん発言にて言及されたと記載されているだけですし、安倍総理の名前は日本会議の注書きの中で議連副会長として言及されているだけ。一部マスメディアが、昭惠夫人や安倍総理の名前が言及されていることが関与があったかのような報道をしていますが、それは印象操作といものです。中身を見ればそれは牽強付会というもの。
 むしろ読めば読むほど、籠池さんからかなり理不尽な要求を受けてそれを財務省が一応筋を通そうとした様子もわかる内容で、そのまま提出した方が良かったのではないかと思いました。そうすれば、本件が「筋悪」案件で財務省が四苦八苦した上で何とか法令の範囲に収めようとしたことだけはわかってもらえたはず。全文書ホームページにでも載せて国民の皆様に見もらったら良いと思います。
 そして、北朝鮮情勢は急転直下ですし、トランプ大統領はティラーソン国務長官を解任してポンぺオCIA長官を国務長官にするとのこと、北朝鮮とのディールは本気なのです。日本としても森友問題は森友問題として行政と政治の信頼回復をしなければなりませんが、国内問題があるからといって外交問題が待ってくれるわけでもなく、安倍政権には日本の国益をかけた戦略的外交を展開してもらわなければなりません。拉致については結局は日朝交渉なしには進まないでしょうし、米国が米国向けのICBMだけの廃棄で手を打たないようにねじを巻く必要もありましょう。

■評論家・八幡和郎氏(元通産官僚)

●3月13日のFBポスト
 【佐川氏はなぜ文書改竄に手を染めたのか?〜森友事件の全体像とともに論じる。長官になれなくなると困るから?部下が佐川氏から怒られてやってしまった?】 「森友文書書き換え問題」については、誰が文書の改竄を指示したかは、それほど時間がかからずに判明するだろうから、いま無理に推理する意味もあまりないと思うが、多くの人が気にしているから官僚OBとして私のとりあえずの感想を記しておく。
 まず、森友・加計問題について私は、「森友はプチスキャンダルで、加計は問題なし」「プチスキャンダルを謝らずにすまそうとしたので、国民に不信感を持たれて、何の問題もなく、むしろ文科省の岩盤規制に対する正義の戦いである加計問題も怪しいと間違った印象を持たれた」というのが昨年から一貫した立場である。
 したがって、著しく予想外の展開でもないし、過去に書いたことを大きく修正することはなにもない。ただ、森友と加計を同列において論じて政権を擁護してきた人は少し困っておられるようだが、私はそういう立場ではない。
 森友問題の本質は、文書改竄ではない。籠池さんという厄介な人にいろんな人が振り回されて、苦し紛れに、少し安すぎるかもしれない価格で国有財産を売り渡したというだけのことである。
 関西には東京の常識では分かりにくいいろんなタイプと背景の厄介な人がいる。そういう人たちへの対応は関西人にさせないとうまくいかないので、各省庁の出先でも現地採用の中堅幹部があたって、東京から来るキャリアには扱わさせないことも多い。
 普通はそれは済んでいるのだが、籠池さんは常識外れのハードネゴシエーターで予定調和ですまなかった。結果、役所側にも落ち度もあったので、少し安すぎるかとは思ったが、損害賠償とかいわれて厄介払いしたくて売り渡したというのが、事件の大筋でないかと思う。政治家の名前をたくさん出したというのも、こういう人にはありがちで、それでどうこうしたというのは普通には考えにくい。
 しかし、そんな経緯をいいたくないので、文書を廃棄したとかいって言い逃れようとしたが、上手の手から水がこぼれて蟻地獄に陥ったらしい。
 文書改竄の経緯については、国会答弁のあと起案文書の存在に気付いたのだというのが真実だという前提にしておく。ここが違うという可能性もないわけではないが、そこまで論じると可能性が広がりすぎる。
 書かれている内容はたいした話しでない。昭恵夫人から「いい土地ですから、前に進めてください」とのお言葉をいただいたと森友側が発言していたという記載もあった。26年4月に昭恵夫人が森友学園を視察し講演したとの記述もなくなった。しかし、これでは昭恵夫人が関与したことにはならないし、森友側の一方的な発言であり総理がやめろとかいう理由にはまったくならない。
 ほかの政治家についても、視察にいったとかいうような話しばかりで、別に重大な話は何もない。
 しかし、なにはとまれ、佐川局長の国会答弁とはずれてしまって、佐川氏の次の人事でで予想されていた国税庁長官への昇格を危うくするものではあった。
 佐川氏が自分で改竄を指示したのか、追認したのかは分からない。もし、大阪で改竄の主導権をとったとすれば佐川氏は追認をしただけの可能性が高いと思ったが、本省が主導というのだと、佐川氏が積極的に指示した可能性も高い。
 自分の昇進が危ないと焦って、「書類をなんとかならないか」といったのだろうが。
 あるいは、「書き換えましょう」と提案されて承諾したのか?普通にはそんなもの好きな部下はいないが、その部下が、最初の段階での佐川局長の間違い答弁に重大な責任があるとすれば、佐川局長から厳しく叱責されて苦し紛れに改竄に手を染めてそれを佐川氏が追認した可能性はある。
 なにしろ、佐川氏は部下の失敗を許さない怖い上司として評判だったという財務省職員が多いと霞ヶ関では言われているからあり得ない話しでもない。福島県いわき市出身で、こどものときに父親を亡くし、兄たちの踏ん張りで大学を出た、たいへんな苦労人らしいが、それがよい方向に作用しなかったキャラクターだ。
 昔のように霞ヶ関幹部の地位が高かった時代なら分からなくもないが、いまさら、国税庁長官になるとかいうことが、そんな大事なことかということが理解できないが、佐川氏がそういう希な人だったということはあるかもしれない。 
 この改竄について大臣の責任は、一般的な監督責任だけだが、麻生氏も「これまでの識見、経験を見ても極めて有能」(麻生太郎財務相)とかばい続け、逃げ回るのを容認していたのは、まったく馬鹿げたことだった。せめて、不明を恥じるくらいは言って欲しかった。
 そのあたりについても、麻生氏がかなり思い切って正直に説明してそれで国民が納得しないと厳しい。国際情勢が動く中で、いま、麻生氏に辞めて欲しくはないが、大丈夫ともいいにくいところだ。

■嘉悦大学教授・高橋洋一氏(元大蔵官僚)

●3月12日のツイート
<つぶやき1>
 普通の場合、現場の処理(決済文書)に合わせて、無難な国会答弁をするのが本省局長の仕事。佐川氏の場合、オレ様答弁が先で現場の処理を直せと本末転倒、無能の典型。今日財務省が国会提出した資料を見ての感想だが

<つぶやき2>
 忖度。ほとんどのマスコミは、佐川氏が安倍首相を忖度して書き換えたというストーリー。オレは疑問。伝統的にZは予算編成権と国税調査権、人的ネットワークがあるので、政治家は怖くなく殺せる存在。力を過信して答弁ミスで自己保身とみえる

<つぶやき3>
 内閣人事局により忖度せざるを得なくなったというストーリーもよく聞くが、他省庁ではそうかもしれないが、Zでは疑問。Zは首相、官房長官、副長官のすべてに秘書官を出している。それまで天下りを含めてZの意向に反した人事はない」
 ※Z=財務省

◆上記ツイートのスレッドより
きみのみかた‏ @KiminoMikataya · 5 時間5 時間前
  「2015年6月に森友学園から情報開示請求があった際に決裁文書の一部を削除していたと財務省は明らかにした。この時から改竄は始まっており、一連の改竄は安倍総理への忖度ではなく自己保身の為に尽きる。交渉過程・政治家の名前を削ったのも自己保身と考えれば辻褄が合う。」
 「結論、誰かに忖度したのでは無く、籠池氏も野党も他省庁も政府・与党までも欺いて保身の為に改竄し、政府・与党に忖度していることを装い、知らぬ存ぜぬを通そうとしていたわけだ。」

■ほそかわの意見

 財務省決裁済み文書から削除された部分は、こんな文章を書いていたのがおかしいし、それを決裁したのもおかしい。それを決裁後に削除したのは、もっとおかしいと思います。財務省は、芯まで腐敗していますね。
 削除は、佐川元理財局長を含む財務省高官の指示によるものと考えられます。そんなことをすれば後で削除したことが明らかになるのは分かるはずですが、それでもしてしまったというのは、動揺や不安で魔が差したのでしょう。命令で書き換えさせられた近畿財務局の職員は、気の毒です。
 わが国の実態は、官僚支配国家です。官僚の中心は、旧大蔵省・現財務省。彼らは日本をデフレに貶めた責任を取らず、カネによる権力をほしいままにするために消費増税を進めてきました。今回の文書書き換え問題は、そうした財務省の傲慢・無責任体質を明らかにし、官僚支配を打破する好機と私は思っています。
 佐川元理財局長が国会の証人喚問でどういう発言をするか。それによって、今後の展開が大きく変わります。もし保身でも忖度でもなく、政治家による指示があったと述べたならば、政権が揺らぐおそれがあります。
 それにしても籠池という稀代の詐欺師に引っかかった政治家・官僚等が、この人物の欺瞞性を感じ取れなかったことが、省庁から国会、さらに政権にまでを激震させている一つの原因です。日本の指導層に心の隙やゆるみがあったことの表れでしょう。日本人は自らの精神を立て直さないと、この混迷から抜け出して日本を再建することはできません。

関連掲示
・拙稿「森友学園問題〜何が本当に問題なのか」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion13z.htm

森友文書書き換え問題の真相は? http://open.mixi.jp/user/525191/diary/1965635441 から転載しました
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