お前なんかに評価されてたまるか、とやめてしまったのだが、それは自分のこと。それはまた別の機会にして。
少し前の話である。隣の席の同僚が「ちょっとこれどうですか?」と指導要録を見せてくれた。指導要録は卒業後20年間保存が義務付けられており、卒業証明書や学習成績証明書などが必要になった時に転記する原簿でその取り扱いは厳重である。
同僚が見せてくれたのは、ある男子生徒についての前年度の担任の記述で「人間として最低である」と書いてあった。さすがに同僚(現担任)も驚いてコメントを求めてきたのだが、ありえない記述だ。まああいつやったら書きかねんな、とは共通の思いだったが。
確かに書かれた生徒は手のかかる生徒だったが、それにしてもそういう書き方をするお前はどんなにエラい人間なんや、たかだか担任として1年間接しただけの関係でそこまで評価できるんか、である
指導要録は年度末に管理職が確認してハンコを押すから、この記述は管理職が目を通している。そしてこんな無茶苦茶な記述があっても、次年度の(新)担任は書き換えられない。となると、その生徒には卒業後20年間は「人間として最低」の評価が残るのだ。もちろん書かれた本人は知らないだろうが、自分の与り知らぬところでそんなことを書かれているなんて知ったら、自分だったら裁判をするな。
教師と生徒の間にも好き嫌いというか相性の良し悪しはある。だがそれでも性善説と言うか、まず受け入れるのがプロの教師だろうと思う。
日本国憲法第2章第九条を守ろう!
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