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2018年03月08日08:16

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不適材不適所

石川県には公立高校が46校、特別支援学校高等部が6校ある。だから高校教員約2400名で学校長になれるのは50人程度ということで狭き門である。

逆に言えば、ほとんどの教員はヒラで教員生活がおわる。だから逆に上を向かないでのびのびできるので、管理職の意向を慮ってということは少ない。

自分の39年の高校教員生活で3年間一緒に仕事をした学校長はいない。学校長は1、2年で転退職するから、30人近い学校長がいたのだが、そのうち、この人なら、と思ったのは1人だけである。しゃあねえなぁ、こんなもんかなと妥協できたのは2、3人、残りはくそである。

生徒や教職員の前で話しても、何を言っているのかわからず、たまに今の話はわかりやすかったな、と思ったら校長訓話のトラの巻からのコピーだったり、運動選手が活躍した話だった。文章が書けずに学校新聞や紀要、外部への投稿を教頭が赤ペンで添削して、結局教頭がまるまる代筆していたのもいる。

石川県には公(おおやけ)の管理職登用試験がない。学校長がこっそり呼び出して、そろそろやってみないか、と声をかけて石川県教育委員会の面接を受けて教頭になり、さらに学校長の推薦を受けて学校長になるらしい。

声がかかりそうな年齢になるとそわそわしてくるが、ポストが数少ないので欲目を人に悟られるのはおもしろくないから、その頃に突然物分かりが良くなって、仲間受けしたいモードが出てくる。中にはそういう気もなく、学校長の自宅への朝夕の送り迎えをして教頭になったのもいる(これ実話・・残念ながら自分の出身校だけど)。同僚の顰蹙なんて気にしてられるかってなもんか。

自分は大学院で学校経営、マネージメントの単位を履修したが、それはまあそれでおもしろいもので、こういう風にマネージメントするのだ、と感心したものだった。だから不十分な素質と研修未収得の状態で論功行賞的に管理職になると、こんなんにしかならないのだ、と苦笑しかなかった。

だが、別に学校長や教頭がクソでも、ヒラの教員が生徒に対して正面から向き合ってきちんとしていれば、学校は動くし、実際にそうなっているのだ。

とは言え、ヒラ教員にもどうにもならんのがいる。管理職の悪口を書くのは一つも気にならないのだが、ヒラ仲間については別の機会に。



日本国憲法第2章第九条を守ろう!

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