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2017年11月30日11:10

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11/29 グルベローヴァ リサイタル

Wolfgang Amadeus Mozart [1756 – 1791]
aus DIE ENTFÜHRUNG AUS DEM SERAIL
Ouvertüre
„Traurigkeit ward mir zum Lose“ – Arie der Konstanze

aus DON GIOVANNI
Ouvertüre
„Crudele! – Ah no, mio bene!“ – Arie der Donna Anna

aus IDOMENEO
„D’Oreste, d’Ajace“ – Arie der Elettra

– Pause –

Giuseppe Verdi [1813 – 1901]
aus LA TRAVIATA
3. Akt ab „Teneste la promessa“ – „Addio del passato“

Gaetano Donizetti [1797 – 1848]
aus ROBERTO DEVEREUX
Ouvertüre
„Egli è spento…Quel sangue versato“ – Schluss-Szene der Elisabetta

DirigentPeter Valentovic
SolistinEdita Gruberová
und mitMatthew Newlin
Markus Brück
Nicole Haslett
Andrew Harris
OrchesterOrchester der Deutschen Oper Berlin
ModerationHans-Jürgen Schatz

アンコールはタンホイザー(第二幕冒頭)とこうもり。

実はこれが初実演グルベローヴァ。
05年夏の同じ劇場の清教徒を買っていたものの帰国が若干早まって行けず、度重なる来日もカネと時間に見合うモチベーションが沸かず、今日の今日まで。時間は相変わらずないが、競合演目は無かったのと、金が30ユーロまで下がったので…。

いやあ流石。日本での好評も頷ける。
前半は基本的にウォームアップ(最終ウォームアップがイドメネオのエレットラというのも重量級だが)、椿姫とロベルト・デヴリューで本領発揮。前者は実演12年ぶり、後者は録音も含めて初めて聞くが、そんなの関係なく耳が釘付け。これまで体験してきた大歌手の最晩年ードミンゴ、コロ、ヌッチ、ザルミネン、シーリア、リザネック、ホッター等ーの舞台同様、歌というよりその存在感そのものの強烈な引力に引き寄せられる。声も、若干弱音の力感というか密度が薄まってヴィブラートがほんの僅か大きくなるくらいで、40歳くらい年下の共演者と並んでても声が違和感ない(経験値のとんでもない違いは如実に伝わるが)。そしてここぞというとき、何であんなに芯のある声が出るんだろう。何で作曲家が挑んでくる最高音が(若干のずり上げはあれど)バシーッと決まるんだろう…。
椿姫、ロベルト・デヴリューに続きこうもりで3回目の満場総立ちスタンディングオベーション。3階から旗のように肖像画を垂らす人、花束を渡す人、そして今シーズン初の一般参賀(しかも2回)。歌手生活50周年記念ツアーのキックオフ(というのをモデレーターが誇っていた。日本のはそういう扱いじゃなかった?)に相応しい幕開け。

先に書いた幻の05年清教徒の前年にはルチアのDOB登場200回記念公演をやっていたとのこと。当時この価値に気づいていれば…と思うも、昔は昔でそれなりの判断があったのだろうし、その当時の判断の結果得て今に生きている経験もあるのだろう。変えられない過去を悔いるより未来を変えるべし。来年以降のリサイタルもちゃんと通おう!(あの調子だとまだまだあるだろう)

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