■ファン同士、新幹線キセル乗車助けた疑い「全国に仲間」
(朝日新聞デジタル - 11月24日 12:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4873486
僕が大学に入ったのは昭和40年(1965年)、18歳でした。
その頃はJRが国鉄と呼ばれていて、1区間10円。
1年生の5月に大阪から東京まで10円で行ったことがあります。
もちろん検札の来ない鈍行だから、20時間ほどかかりました。
でも時間はふんだんにある大学生のこと、苦にもなりませんでした。
翌朝、横浜〜東京の定期を持ってる早稲田に通う高校時代の同級生に
品川で10円の切符を貰って無事改札を通過。
そのまま日韓条約反対のデモに参加しました。
生まれて初めての違法行為にドキドキしたのを憶えています。
僕の友人の中には、キセルに情熱を燃やしている奴もいて、
定額料金を払う奴は国家権力に迎合する犬だと嘯いていました。
彼は用意周到で、常時色鉛筆とハサミを携行していました。
4年生の夏、大阪府の高校教員になることが決まったとき、
まず心に浮かんだのは「ああ、これでキセルはできなくなったな」
という、青春に別れを告げるような少し切ない感慨でした。
ログインしてコメントを確認・投稿する