米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に関し、防衛省は27日、埋め立てを行う海域で絶滅の恐れのあるサンゴの生息が確認されたと明らかにした。移設工事を施工する沖縄防衛局はサンゴの移植を行う意向だが、移植には翁長雄志知事の許可が必要で、今後の火種となる可能性がある。
防衛省によると、7月に行われた潜水士による調査で、環境省のレッドリストに掲載された「オキナワハマサンゴ」が確認された。
防衛局は近く、サンゴの生息域周辺で新たな護岸工事に着手する方針だが、当面は生息環境は維持されるとしている。ただ、早期の移植を行うために県から許可を得るとしている。
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