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2017年07月16日21:35

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映画「プリディスティネーション」

あらかじめ決まった目的地。直訳するとそうなるでしょうか?

ロバートAハインライン原作らしいですよってことで、なかなか小難しい。
小難しいタイムトラベルもの。

タイムトラベルものには2つのパターンしかない。
私は常々そう言ってきたし、これからも言い続けるだろう。
1つは「運命はあらかじめ決まっていて、決して結果を変えられない」
もう1つは「タイムトラベルした結果、より良い(あるいはより悪い)未来を獲得する(もしくは陥ってしまう)。」

本作は前者。
まずたっぷり1時間かけてジェーン(主人公)の波乱万丈の身の上話を聞かされる。
孤児院に捨てられ、ナゾの紳士と出会い恋に落ちたが、彼はいなくなり、妊娠が発覚、職を失い、産まれてきた子供は誰かに誘拐され、自分は両性具有だったことがわかり、なんやかんやで性転換を余儀なくされ、今に至る。
う〜ん。波乱万丈だなぁ。

主人公と話をしているのは政府の秘密機関の捜査員だった。
彼は連続爆弾魔を時空を超えて追いかけていたが、ことごとくかわされ捕まえられずにいた。

捜査官は主人公にタイムトラベルする道具を見せ、過去にジャンプする。
そこには紳士に出会う前の主人公がいた。

なんやかんや

そして、ラストでわかる。
主人公と紳士と攫われた我が子と捜査官と爆弾魔が、実は同一人物だということに。
運命は、時の流れをあらかじめ知ることはできるが、決して変えることはできないのだということを。
時の流れはというのは残酷だねぇ。

という小難しいお話。

「未来の大きな不幸を防ぐために爆発させたのだ!」とわめく爆弾魔を、未来の自分と知りつつ射殺する捜査官。
不幸な身の上が実はすべて捜査官(未来の自分)のせいだと知る主人公。
小難しくて小賢しいだけでオモシロが足りない。
ち、ロバートAハインラインめ。
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