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2017年05月01日11:52

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子供舌と大人舌

子供の頃からキライな食べ物は? 3位納豆、2位豆ごはん、1位は…レバーでした
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=114&from=diary&id=4552291


子供のころ苦手でも、成長するにしたがって食べられるようになるとか、寧ろ好きになる食べ物ってありますよね。
これをよく「大人になったから」と言ったり、子供舌・大人舌と言ったりします。

実は、これは生物学上は進歩ではなく、逆に退化なんだそうです。
例えば、大人になるにしたがって食べられるようになる味の一つに「苦味」があります。この苦味は体に害を及ぼす「毒」として認識される味覚なのです。
つまり「苦い」ものは「食べてはいけない」はずなのです。
だから子供のころは嫌いであり、それが食べられるようになる事は「退化」だと言われるのです。

そう考えると、3位の納豆は理解しやすいです。
納豆はご承知の通り大豆の発酵食品です。
発酵とは、「人体にいい影響を与える腐敗の事」です。
つまり、大豆が腐ったものな訳です。腐ったものを警戒するのは、正しい味覚であると言えます。

ただ、気になるのは、1位のレバーです。
レバーはご承知の通り肝臓です。
肉食動物の中には、獲物を捕まえた時、栄養豊富な内臓から食べる種は少なくありません。
つまり、レバーは食べる箇所として重要な部位であり、避けるべき味ではないのです。
それなのに、人間にとってレバーは寧ろ大人味です。
火を通す事で味や食感が変わり、避けるべき味と感じられることはあり得ますが、規制がかかる以前のレバ刺しも大人味だったような気がします。
これは、雑食というかサルに近い種の習性なのか、人間としての進化過程の変化なのか、分かりません。
後者だとすれば、豊富な栄養は寧ろ過多として認識されたという事なのでしょうか。
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