洗脳教育でアウト

　教育勅語を幼児に暗唱させることだけでアウトです。洗脳以外のなにものでもありません。お金が動いたかどうか以前の問題です。そして，それをよしとして共感する安倍夫妻にもビックリしました。
　教育勅語が育てる国民とは，「お国のために死んでいける従順な兵士と，それを支える妻」です。教育勅語でいちばん大切なのは国です。しかし，国などという曖昧なものは実際にはありません。国とは，実はそのときの少数の支配者にほかなりません。ひとりひとりの民衆は集団を構成する駒でしかありません。戦争のときに十人，百人単位で突撃していく駒です。そんな駒に「あなたの幸福」なんてかけらもありません。
　そんなことを，何もわからない幼児に洗脳し，強制していく大人は醜悪の極みです。森友学園の理事長の知性はそのあたりのことをどう捉えているのでしょうか。それほどの知性すらも期待してはダメなのでしょうか。

　金が動いたかどうかは恐らくうやむやになるでしょう。でも，それ以前にこんな学校が許されていることを恥じなければなりません。鴻池議員は，断じて金を貰っていないと怒鳴っていましたが，「教育方針に共感する」と言いました。このことの方がよっぽど恥ずべきことです。こんな人たちがリーダーになっているかと思うと怖ろしくなります。

森友学園、認可へ異例の調整
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