メルセデス、バルテリ・ボッタスの起用を正式発表
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ここ一ヶ月ほど続いていた、ロズベルグの後任騒動の終焉。ボッタスがメルセデス入り、マッサが引退撤回でウィリアムズ復帰、宙に浮く形になったウェーレインがザウバー入りという、大方の予想とおりの結果になった。
で、こんな結論が出てしまっている話が長々と引っ張られたのは、ボッタス放出の条件を吊り上げようと、ウィリアムズがかなりタフに交渉していたらしい。メルセデスを退職したパディ・ロウの、可及的速やかなウィリアムズ参加についてだろうか。
もっとも、パディ・ロウは今現在ウィリアムズに参加しているという話はないわけで、さすがにガーデニング休暇期間ゼロとまでは、メルセデスも譲歩しなかったんだろうと。代わりにガーデニング休暇期間の短縮+ウィリアムズに供給しているメルセデスエンジンの値引きという所なんだろう。
子飼いのウェーレインを昇格させていれば、ライバルでもあるウィリアムズに大盤振る舞いしなくても良かったはずのメルセデス。それでもウェーレインを昇格させなかったということは、やはり度々噂になっていた通り、ウェーレインはコミュニケーションに難ありということなんだろうと。
ウェーレインのザウバーでのチームメイトは、それなりに安定したドライビングとスポンサーマネーを持ったマーカス・エリクソン。今季でザウバー3年目で、チームの財政も支えているエリクソンは、ウェーレインに比べたら政治的に優位なわけで、政治力に難を抱えるウェーレインにとっては、ある意味でタフな競争相手だよなと。
引退撤回したマッサ。まぁシューマッハなんかは、ブランクが空いたせいで、引退撤回後は精彩を欠いたけれども、マッサに関してはブランクもへったくれもない「なんちゃって引退」でしかないわけで、その辺の心配はしなくて良いのだろうと。節操がないとも言えるが。
ボッタスとハミルトンの力関係は良く分からない。ロズベルグのメカニックチームを、ボッタスがそのまま引き継ぐのであれば、それなりにチャンスは有るだろうし、逆にハミルトンが好きなようにメカニックを選べるのであれば、ボッタスが勝つのは難しいだろうと。
ニコ・ロズベルグ vs ルイス・ハミルトン、メカニック入れ替えの謎(2016年11月26日)
http://f1-gate.com/mercedes-benz/f1_34017.html
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