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2016年11月18日00:52

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ブラック企業が消えた日本の未来

■ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討
(朝日新聞デジタル - 11月17日 21:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4298748


ブラック企業がやり玉に上がる昨今、私自身もブラック企業は根絶すべきだと思いますが、じゃあブラック企業が無くなったらどうなるのか?って話から日本人の特徴と日本の未来についてのお話。
最後迄読めばその辺のコラムより100倍面白いですが、例の如く長文ですので、長文アレルギーはGET OUT!して下さい


《ブラック企業が無くなったら》


最近ブラック労働が話題になり、企業もどんどん労働時間を見直しました。


ファミレス24時間廃止
コンビニ24時間廃止
ブックオフの営業時間短縮


労働時間の縮小化の波がメディアだけでなく現実世界でも広がりつつあります。
こうなると次に予想されるのが【事業縮小と大量の倒産】、つまり【収入DOWNと失業者の増加】です。


《収入DOWNと失業者の増加》


これは考えれば分かりますが、働く時間が短くなるという事は【必然的に収入も下がります】
今迄殆どの企業は【少ない賃金を多く見せる為に労働時間を長くしていました。】
その時間を短くすると当然【本当の賃金の額が見えてくる】
多分正社員の人でも【コンビニバイト以下の給料になる人が沢山出てきます。】


次に事業が立ち行かなり倒産する会社も沢山出てきます。
元々ブラック企業はビジネスモデルが破綻している会社で、その破綻分を効率の悪い長時間労働で埋めていただけなので、効率化をすれば当然経営できなくなり倒産します。
そうするとこれまた当然失業者が増えます。
日本の大部分は中小零細企業ですから、失業者は今迄以上の半端じゃない数に成ると思います。


《収入DOWNと失業者が増えるのは悪い事か?》


此処で多分多くの人はこう叫ぶでしょう、


俺の収入が下がったふざけるな!
失業したじゃねぇか!


こうやって怒る人が【必ず出てきます】
或いはこういった【ブラック企業を正当化する経営者は既に出ています。】


ではそれは本当に悪い事でしょうか?
私はそうは思わないです。
これは考え方の問題です。


収入が下がった!


収入が下がったのではなく【本当の収入に気がついただけです。】
気がついただけなので事態は【悪化したわけではなく変わっていません。】
寧ろ【気づいた分だけ対策が立てれる】という様に考えるべきです。
問題なのは【収入が低いから何をするか】というだけの話で、本当の言葉は収入の低下に怒っているのではなく、【自分で考える事に不満を感じているだけです。】


失業もしたじゃねか!


これも同じで【初めから何時潰れておかしくなった状態】で、それが今きただけの話です。
どっちにしろいずれ潰れていたわけですから、潰れる迄薄給激務を我慢し続けるより見切りをつけて新しい就職先を探す時間を早めに作る事に時間を使った方が有用ではないのか?という事です。


此等の問題は昔の日本の不動産バブルと同じで、元々破綻していました。
つまり何時かは発覚するものであり、その時間が早いのか遅いのかというだけの話で【そもそも良い悪いの問題ではない】、良し悪しで言えば問題が浮き彫りになった事ではなく【設計段階の時点既に破綻したていた事が問題】だと思います。


《夢見る日本人》


私は【日本人はずっと甘い夢を観て過ごしてきた温室育ちの人達】だと思います。


例えば


いい学校→いい会社で将来安定
終身雇用のて将来安定
年金をきちんと払い続ければ働かない老後が待っている
国防は米国に任せれば日本は自衛隊いらない


こんな【夢みたいな事を当たり前の様にいい続けていたのが夢見る日本人】であり、海外の人からすれば寝言戯言をほざいてるようにしか見えていなかったでしょう。
結果【自分が考えなくても誰かが何とかしてくれるという幻想を多くの人は抱く様になり】、経済・政治・貧困・犯罪等のあらゆる危機に対して【映画やドラマ等の非現実的な自分と無関係な事】として捉える様になっていきました。


しかし今此等の夢想は終焉を告げ、日本人は徐々に夢から覚めなければいけなくなります


いい学校→いい会社→パワハラ自殺(東大生の自殺)
終身雇用→生涯労働(グローバル化)
年金を払い続ければ安心→月4万程度の生活保護以下の暮らし(高齢化社会)
国防は米国任せ→米軍の沖縄撤退・縮小(トランプ就任)


これが【夢ではない現実の本当の日本の姿です。】


いい学校やいい会社に入れば将来安心なんて事はないし
年金を払い続ければ安心なんて事も無いし
終身雇用なんて土台無理な話だし
自国の軍隊が無い独立国なんて存在しない


全てが実は【夢の様な甘い戯言だった】という事に【そろそろ日本人は向き合わないといけない時期に来ています。】
その上で【こうした危機に対してどうすべきかという事を自分で考えなければいけません。】
そして変革を恐れている日本人の大半は【自分で考える事を怖がったり面倒くがったりしているだけの甘えん坊】だと私は思います。



《覚醒する日本人》


私が読んでいた漫画にはこんな言葉があります。


「北風が強いバイキングを生んだ」


これは冷たい北風に当たる事で何事にもめげない気骨溢れる強いバイキングが生まれた、つまり【試練なくして人は強く成れない】という意味の言葉です。
その試練こそが日本人にとっての【本当の現実を知る】って事なのではないでしょうか?


そしてその試練は日本人を成長させます


政治に対しての真剣度が上がりデモやストライキといった民主活動が広がる
貧困や犯罪の危機は他人事ではなく自分にも降りかかる災厄であると認識出来る様になる
真実を追求する事であらゆる不正や無駄な事がなくなり新しい事が出来る様になる


総じて言えば【痛みを伴う事で日本人の意識レベルは飛躍的に上がる】という事は断言出来ると思います。



《総括》


如何でしたか?
ブラック企業の話から日本人が抱えている問題の本質について今回鋭く斬り込んでみました。
多分多くの人はまだ夢を観ていますから、反抗期の子供の様に暴言を吐き辛い現実を直視出来ない人が大半だと思います。
でも、子供が大人になり親の元を巣立っていくのと同じ様に、何時かは私達日本人も夢から現実社会でやっていく術を身に着けないといけません。
現状今まさにそんな巣立ちの時期が漸く日本にも訪れたきたという事であり、それは悪い事ではなく寧ろ今迄以上に日本が発展し幸福に暮らせる為の予兆である様に私は思いました。
変革を恐れずその先にある未来を信じて進んで行けば今迄以上に未来は明るくなるだろうと思います。


おしまい
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