ファントム3の信頼性について

　ファントムの不具合について連絡しあうサイトがあって、それを見てみると、私と同様にフォローミーが出来ない報告もあった。それは、フォローミー操作してもホバリング状態のままというもの。

　私の場合、最初はフォローミー出来たのだが、２回目にやろうとすると、いきなり暴走したのである。それはＲＴＨボタンを押して、事なきを得たのだが。

　その後、何回かファームウエアーをバージョンアップしたのだが、フォローミーだけは、未だに動かない。

　そのサイトによると、ファントム3の初期不良率は30％もあるとのこと。そして、ある日突然、画面に映像が写らないとか、バージョンアップがうまくいかないとか、いろいろあるらしい。幸いというべきか、私の場合、フォローミー以外は正常に動いている。

　やはり、ソフトウエアのバグは無くすのが難しい。私自身、プログラマーなので、その困難さはよく分かる。第三者が検査して、不具合を一つ一つ潰していくしかないのだが、不具合が独立したものなら対策も容易だが、内部で関連したものだと、もぐらたたき的なことになり得る。

　いい対策と思ったことが、次の不具合を生むということもある。粘り強い体質の組織でないと信頼の高いものは作れないと思う。ＤＪＩにそれが出来るかといえば、それは無理だろう。

　幸い、私はファントム3を前後左右に飛ばさない空中カメラとして使うことにしたので、仮に不具合が生じても、人に危害を与える危険性はまずない。バージョンアップも極力しない方針なので、バージョンアップに関する不具合もない。
　
　ＦＰＶについても、いろいろ挑戦してきたが、結局、無謀なものといえる。壊れてもいいような機体を使って、限られたコースでＦＰＶを行うのならいいだろうが、見知らぬ場所で高価な機体をＦＰＶ飛行するのは暴挙だ。所詮、操縦者目線にはならない。映像伝送のタイムラグ、細い電線が見えない、遠近感がないなど、衝突するのは時間の問題だ。