それは言わないお約束

■「老後の生活が心配で」富山市議会の不正、元議長が証言
(朝日新聞デジタル - 09月19日 05:17)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4200452

今に始まった事じゃないけど、地方政治の酷さときたらムチャクチャだからね。

カラ出張や領収書の水増し請求なんてまだ可愛いモンで、市議会議員の家族の就職先を洗ってみると、娘の旦那は水道局で、甥っ子は土木局。
役所の社員食堂の請負業者は市議の親戚なんてのは当たり前で、一族総出でタカってるんだから。
それに群がる連中も恥も外聞もなし。

親族だけじゃなく、そこに出入りする民間人だって、そのおこぼれに預かろうとしてんだもの。
行政官庁請け負いの業者なんて、一生食いっぱぐれのない仕事だからね。
何か納品するにもこっちの言い値で、民間の量販店みたいに、やれ「値引しろ」だの「協賛金を出せ」だの言わないんだから、
そりゃ、役所サマサマだよ。
役所の方だってどこまでコストカットできるかなんて、本気で考えちゃいないんだしさ。
役人の気質と、そのお零れに与かる連中との図式なんて相当に根が深いよ。

昔は坊さんが「般若湯（はんにゃとう）」と言ってコッソリ酒を飲んでたのと同じで、
議員がこんな事をやってても、この国は昔 から「それは言わないお約束」成り立ってたんだ。

結局、市議会議員というポジションってのは金を貰う事は当然だって意識があるんだよ。
なんだかんだ言ったって、所詮は庶民からの成り上がりなんだから。
その庶民の中のエリートなんだから、根底にあるのは「カネがほしい」「人の上でエバりたい」
とかのゲスな庶民感覚が頭をもたげてしまうのは、ある意味当然なことだよ。