新元素発見おめでとう。

ちょうどいい機会です。
国号について。

日本は、ニホンともニッポンとも読みます。
これは、音読みです。
今は、音読みと訓読みの区別が教えられないことが多いようですが、
音読みとは、原中国音です。

つまり、これは、中国語の国号です。

日本をヒノモトなどと読んでも、発音こそ訓読みになりますが、
中國から見た、日本の地理的位置を示しているにすぎません。

しかし、
秘伝は辺境に残るといいますが、特に仏教関係の重大な思想は、日本に多くもたらされ、一部は日本で発展しました。
それが、本職ですら読めなくなりつつあるのは、大変残念なことです。

私はそれをやりますが、
専門家の中にすら、
どうも、話が通じる相手が非常に少なくなっている…という感じが否めません。

現在の西洋哲学、たとえば、エマニュエル＝レビナスやポール＝リクールなどは、
現状の追認、全ての相対化…
と、人間が人間であることを辞めるような哲学に陥っています。

人間が人間であることを開始する言葉は、
あるいは『臨済録』あるいは、『無門関』などにしかありません。

元素の名前に、ニホニウムという素晴らしい言葉がつけられました。

ニホンの原点に戻り、
『正法眼蔵』などを、普通に読めるような日が来ることを期待します。




■新元素、名称案「ニホニウム」発表　他の三つの名前案も
(朝日新聞デジタル - 06月09日 00:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4033909